桑の葉から作る桑茶を飲むと、糖尿病やメタボから無縁になれる!?
桑茶は桑の葉から作られる健康茶。DNJやGABAなど数多くの健康成分を含み、たいへん効能豊かなので、神仙茶や不老長寿の薬などとも呼ばれている。桑茶は、食後の血糖値上昇を防ぐ効能をもつことで有名。したがって糖尿病予防のために飲まれることが多いが、他にも便秘改善や内臓脂肪の減少、リラクゼーションや記憶力アップなどの効果を得られるので、ダイエットや脳をリフレッシュさせる目的で飲むのもお勧め。
桑茶とは、乾燥させた桑の葉を原材料とする健康茶のこと。
原材料の桑の葉は、漢方生薬にも利用されているほど豊かな効能があり、桑の葉から作られるお茶もまた豊かな効能を有している。日本においても古くから桑茶の効能は注目されており、「万能薬」「不老長寿の薬」「神仙茶」などと呼ばれ、鎌倉時代から愛飲されてきている。
桑茶には、1-デキオシノジリマイシン(DNJ)と呼ばれる特徴的な成分が含まれている。
1-デキオシノジリマイシンには、炭水化物分解酵素のα-グルコシターゼの働きを阻害し、小腸からの糖吸収を遅くする効能がある。糖吸収が遅くなると、食後の血糖値の急激な上昇が防がれるので、糖尿病のリスク低下につなげることができる。
効能豊かな栄養素がたっぷり含まれる桑の葉。桑の葉から作った桑茶やサプリメントを摂ると、1-デオキシノジリマイシン(DNJ)が血糖値を安定させ、カロテンの抗酸化作用が老化を防ぎ、ビタミンB1が疲労回復に役立ってくれます。
桑の葉は食物繊維が豊富で、含有量はごぼうの8倍と言われている。
食物繊維が豊富な桑の葉から作られる桑茶を飲むと、大腸がキレイになって便秘が解消される。
また桑茶には、脂肪代謝を正常にし内臓脂肪を減らす効能もあるので、肥満やメタボ腹解消にも役立つ。
桑茶には、チョコレート菓子でも有名な成分GABAが豊富に含まれている。
GABAには、ストレスを減らし精神を落ち着かせる作用がある。また脳の神経伝達物質なので、GABAを含む桑茶を飲むと、脳の機能が向上して 記憶力が高まったり、認知症の症状を改善する効果を得られるとも言われる。
数多くの種類の栄養素が含まれているのも、桑茶の特長。
それぞれの含有量も豊富で、他の食品と比べた場合、鉄分は小松菜の15倍、カロテンはほうれん草の10倍、カルシウムに至ってはキャベツの60倍と言われている。また脂肪燃焼ビタミンと言われるビタミンB2や、デトックス・代謝に欠かせないミネラル類も豊富に含まれている。