ハブ茶の原料エビス草の種は、お通じ良好や美肌など健康効果がいっぱい!
エビス草は、北アメリカに生息する草丈の高いマメ科植物。細長い豆莢のなかに、豊かな薬効をもつ四角い種がたくさん詰まっている特徴がある。エビス草の種を天日干したものは、ケツメイシという貴重な漢方生薬になる。またケツメイシを乾煎りしたものは、ハブ茶という健康茶の材料になる。ハブ茶を飲むと、便秘や便秘のせいで生じている肌トラブルが治る、むくみが解消される、目の疲れがとれる、悪玉コレステロールが減る、更年期症状が和らぐなど、さまざまな体の不調に効力を発揮してくれる。
エビス草(エビスグサ)とは、北アメリカを原産国とするマメ科の植物で、ロッカクソウともいう。
楕円形の葉っぱ、5枚の花弁からなる黄色い花、高い草丈を特徴とし、女性の身長ほど(約150cm)に成長するものもある。細長く月のように湾曲した豆莢のなかに、びっしりと並んでいる四角い種子も目を引く。
エビス草の種子には、多くの優れた薬効があるため、漢方薬や健康茶の貴重な材料になる。
秋季に日干しした種子はケツメイシという名前の漢方生薬になり、ケツメイシを焙煎したものに熱湯を注いだり煮出ししたりして作ったものは、ハブ茶という名前の健康茶になる。
余談だがハブ茶にエビス草の名前が入っていないのは、元々は同じマメ科植物のハブソウが原材料として使われていたため。ハブソウは少量しか収穫できない難点があったために、ハブソウと同等の薬効をもつ上にたくさん収穫することのできるエビス草が、後にハブ茶の原材料として定着するようになった。
ハブ茶の効能は以下の通り。
ハブ茶を飲むと、便秘が改善し、便秘が原因のぽっこりお腹や肌トラブルも改善されるようになる。
ハブ茶の便秘解消の効果は、ハブ茶に含まれるアントラキノン誘導体という物質の、腸の蠕動運動を活発にする作用による。またアントラキノン誘導体には利尿作用や滋養強壮効果もあるため、むくみや疲労にも効果的。
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ハブ茶を飲むと、長時間のパソコン使用などで起こる眼精疲労や目の充血が改善される。
眼精疲労には肝臓の疲労も関係しており、ハブ茶に含まれるアントラキノン誘導体には、肝臓を元気にする作用がある。またハブ茶には、目の細胞の健康を守るビタミンAが含まれるため、目の充血に効く。
ハブ茶には、脂質異常症、高血圧、動脈硬化、動脈硬化がまねく心筋梗塞などの病気を予防する効果がある。
この効果もやはりアントラキノン誘導体の働きによるもので、アントラキノン誘導体には、これら生活習慣病の元凶となる血液中の悪玉コレステロールを減少させる力がある。
ハブ茶には、イライラ、めまい、耳鳴り、頭痛、発熱など、更年期症状を軽くする効果がある。
ハブ茶が更年期症状に効くのは、含有成分のアントラキノン誘導体が、閉経をきっかけに乱れがちになる女性ホルモンのバランスを整えるためと言われている。
ハブ茶には、皮膚の粘膜の健康を守るビタミンAも含まれているので、美肌を期待して飲むのもおすすめ。