ペプチドは、タンパク質が消化酵素で分解されたもののこと。肉や魚などの食品に存在するが、大豆に存在する大豆ペプチドは、体への吸収がとても速いという特長がある。よって成長ホルモンの分泌が活発になる運動後の30分間に摂取すると、効果的な筋力アップができると言われている。また大豆ペプチドには、基礎代謝を高めて太りにくい体質にする効果や、ストレスを和らげる効果、頭をスッキリさせる効果があると言われる。
ペプチドは、いちばん吸収が速いタンパク質の形態
タンパク質が体に入ると、消化酵素の働きで分解されてペプチドになり、最終的にはアミノ酸になる。
タンパク質は、ペプチドの状態でもアミノ酸の状態でも小腸から吸収される。一見、タンパク質が限界まで分解されたアミノ酸がいちばん吸収されやすそうだが、実はぺプチンのほうが吸収される速度が速い。アミノ酸が1つ1つ小腸に吸収されていくのに対し、ペプチドは数個分まとめて一度に吸収されていく。
特に大豆ペプチドに、優れた健康・ダイエット効果あり
ペプチドは肉や魚や卵など、いわゆるタンパク質食品に存在しているが、特に大豆に存在している大豆ペプチドに、優れた健康効果やダイエット効果があると言われている。
筋肉を効果的に増強する
筋力トレーニングなど筋肉に大きな負担がかかる運動を行うと、筋肉を構成している筋繊維が切れる。
すると脳より成長ホルモンが分泌されて、筋繊維の修復を行う。この際に筋繊維の修復材料となるタンパク質がたくさんあると、筋線維は切れる前よりも丈夫になる。
運動を終えてからの30分間は、成長ホルモンの分泌が盛んになるベストタイミングと言われる。
したがってこのタイミングにタンパク質を摂ると、より効果的に筋肉増強ができるが、タンパク質の状態では体への吸収が遅いため間に合わせるのが難しい。しかし吸収がとても速い大豆ペプチドならば、この問題をクリアすることができる。
基礎代謝を上げる
食事で得たカロリーを消費する機能の1つに、基礎代謝がある。
基礎代謝はもともと体に備わっている能力だが、15~16歳ごろを境に、少しずつ能力が衰えてゆく。年をとって基礎代謝が衰えると、カロリー消費されにくい体質、つまりは痩せづらい体質になってしまう。大豆ペプチドには基礎代謝を上げる効果があるので、年のせいで痩せづらい体質になってしまった人のダイエットに有効と言える。
ストレス緩和、頭が冴える脳波を出す
暗算をさせられたりノイズ音が耳に入ったりすると、脳がストレスを感じて、酸素化ヘモグロビンの量が増える。
またストレスがたまると、コルチゾールという物質が増加する。大豆ペプチドには、脳が受けるストレスを軽減して酸素化ヘモグロビンの増加を抑える効果と、コルチゾールを減らす効果がある。
ほかにも大豆ペプチドには、頭が冴えている時に脳から生じるα2波を増やす効果がある。
大豆ペプチドは、納豆や味噌など発酵食品などに含まれる
大豆ペプチドは、大豆を発酵させて作る納豆、味噌、醤油などの食品に含まれている。
また発酵食品ではないが豆乳、おから、大豆、豆腐などの食品を食べると、体内で消化酵素に分解されて大豆ペプチドを摂取できることになるので、これら大豆食品を健康向上やダイエットに利用するとよい。
https://slism.jp/related_terms/peptide.html
大豆ペプチドは吸収がとても速く、運動後に摂取すると効果的な筋力アップができます。筋力がアップすると脂肪燃焼率もアップするので、痩せやすい体になれます!大豆ペプチドはダイエットのほかにも、がん治療に有効な可能性も秘めているのだとか。