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基礎代謝が下がると太る
一日中、寝ているだけでも消費されるエネルギーが基礎代謝。食事の量は変わらないのに太ってきた人は代謝量が低下しているかも。
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体温が36℃以下の人は要注意
汗をかかない、手足が冷える、といった症状は代謝低下のサイン。冷えた体はダイエットの大敵です。
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規則正しい生活がやっぱり一番
美しい肌、スリムな体型を作るのも維持するにも欠かせない睡眠、食事、運動。
体を温めると太りにくい体になるのも夢じゃない!
代謝とは、生命維持のために行われる生体内で行われている化学反応である。
代謝には大きく分けて以下の2種類がある。
太りにくく、痩せやすい体を作るために必要な代謝は、2つ目の異化と同化によってなされる「エネルギーを生み出す代謝」である。
エネルギーを生み出す代謝は3種類あり、それぞれの「1日に消費する全エネルギーに占める割合」は以下の通り。
体温調整や呼吸、臓器を動かす(生理的)など、生命維持に最低限必要なエネルギー。何もせずじっと寝ているだけでも消費され、脳・骨格筋・肝臓は消費量の半分以上を占める。年齢、性別、体格等により、基礎代謝量には個人差がある。
普段の日常生活の中で体を動かすことにより消費されるエネルギー。
食べたものを消化、吸収する際に消費されるエネルギー。
基礎代謝が高まると消費エネルギーが増えるのでダイエット効果があるが、以下のリストに該当する項目が多いほど体が冷えており、代謝力が落ちている可能性がある。
夏でも冷たい飲み物や食べ物を控える、冷房の使用を控える、半身浴でたっぷり汗をかく、無酸素運動
を行う等、基礎代謝を高めるために体を中から温めることを日頃から心掛けたい。
また、消費割合が20%を占める「生活活動代謝量」を増やすこともダイエットには欠かせない。
動きがハードなスポーツに限らず、ただ家の中で歩くだけでもエネルギーは消費される。
家事であれば床や窓拭きは少し手の振り幅を大きくする、通勤や買い物では一駅分歩く、家の中でも爪先立ちで歩く、階段を一段飛ばしで登るなど、日常の些細な動作に注意を払うだけで消費エネルギー量は確実にアップするのである。
新陳代謝が活発になると、全身の細胞に栄養素や酵素が運ばれることで古い細胞が新しい細胞へと生まれ変わり(肌のターンオーバー等)、肌のハリ、髪の艶にもつながる。
また、肌や髪のほかにも体内では胃、心臓、筋肉も新陳代謝が行われている。中でも胃は約5日の周期で新陳代謝が行われると言われ、このことからも健康維持に重要な役割を果たしている事が理解できる。
成長ホルモンの分泌量が増えると新陳代謝が高まる。ゴールデンタイムと言われる午後10時から午前2時の間は、特に成長ホルモンの分泌が盛んになると言われている。
運動により血行を促進し、汗をかいて体を温めると基礎代謝も高まり、新陳代謝も促される。
交感神経優位の状態を作りだし、成長ホルモンの分泌を妨げるストレス。音楽鑑賞や入浴等、各々にあったストレス解消法で軽減したい。
新陳代謝を高める栄養素の中でも、特に効果があると言われるビタミンB群が豊富に含まれる果物や野菜、豚肉、レバー、魚介類を日ごろの食事に取り入れる。体内に留めておくことが出来ないため、日々、摂取することが大切である。