脂肪分は多いけど、コレステロールを減らす不飽和脂肪酸!ダイエットに向いているフルーツ
アボガドではなく、アボ カ ド
アボカドにはダイエットに有効な不飽和脂肪酸が多く含まれる。
アボカドとは、クスノキ科の樹木に生る果実(果物)である。メキシコなどを原産地とし、約500~1000品種あると言われている。
日本で主に栽培されているアボカドは“ハス”という品種で、成長すると卵型に形成されていく。
国内で栽培されている品種ということもあって、スーパーなどで見かけるアボカドは“ハス種”であることが多いが、世界で栽培されている品種は数が多いため、卵型だけでなく、果皮の色や形も様々である。
脂質を多く含むアボカドは、高い栄養価を持ち、「森のバター」とも呼ばれている。
フルーツでありながら脂肪分が多いため、コレステロール値やダイエットに用いることを不安に思う人もいる。しかし、アボカドに含まれている脂質は、不飽和脂肪酸(リノレン酸やオレイン酸、リノール酸など)と呼ばれる身体に良い脂肪酸が多く、健康維持に働きかける。
不飽和脂肪酸はコレステロールを減らし、動脈硬化の予防や血液をサラサラにする働き、高血圧症の予防などに期待されている。さらに中性脂肪になりにくいとされる脂質であるため、ダイエットをしていても安心して食べることができる。
その他の成分として、カリウムや葉酸、鉄分などを始め、ビタミンB群やビタミンEの含有量が多く、ダイエット中に不足する栄養を補充できるだけでなく、美容にも良い効果が期待できる食材である。
成分 | アボカド100g当たりの含有量 | |
---|---|---|
不飽和脂肪酸 | オレイン酸 | 9500 mg |
リノール酸 | 2000 mg | |
αリノレン酸 | 130 mg | |
カリウム | 720 mg | |
ビタミンE | 3.3 mg | |
ビタミンB群 | ビタミンB1 | 0.1 mg |
ビタミンB2 | 0.21 mg | |
ナイアシン | 2 mg | |
パントテン酸 | 1.65 mg | |
ビタミンB6 | 0.32 mg | |
ビオチン | 5.3 μg | |
葉酸 | 84μg | |
ビタミンC | 15 mg |
https://slism.jp/method/meal-avocado.html
アボカドダイエットという、1日1個アボカドを食べるダイエット法の解説。
https://slism.jp/communication/column-0106.html
利尿作用とダイエットの関係を説明したページ。アボカドにはカリウムが多く含まれており、カリウムは利尿作用を起こす栄養素である。カリウムを摂取することでむくみやセルライトの解消効果が期待できる。
良いアボカドを選ぶ
スーパーや生鮮市場でアボカドを選ぶ際は、形とハリ・ツヤを見て選ぶのがポイントである。さらにヘタと果皮の間に隙間がないということもチェックするべきポイントとなる。
成熟したアボカドを購入してきた場合には、ビニール袋に入れ、冷蔵庫に置いておくのが最適な保存方法である。しかし、長期保存は味の質を落としてしまうため、早期に調理すべきである。
また、良いアボカドを選んだと思っても、硬くてまだ食べごろではないものだった場合、室内において追熟させる必要がある。
食べ頃の判断は、果皮の黒色の進み具合や握った果実に弾力が出てきたかで行う。
カットしてから皮を剥く
果実の中心には大きめの種が入っているため、種に沿って包丁を入れる。
初めから果皮を剥くのではなく、アボカドを1/2にカットする。
カットしたら種を取り除き、皮を剥く。
和食でも洋食でもOK
アボカドを美味しく食べるには、サンドイッチや手巻き寿司のネタ、グラタンに加えたり、スープにする等がある。
和洋で楽しめ、生で食べても、加熱しても美味しい食材である。