肉と食感が似ているから、肉の代用品として利用すると低カロリー!!
おからこんにゃく
おからこんにゃくとは、ベジタリアン研究所の岡田哲子氏が開発した、原料がおからでありながら肉に似た食感を持つ食材である。
おからにこんにゃくの粉末を加えたものであるため、低カロリーで食物繊維が豊富である。
肉の代用品として、ダイエットや生活習慣病予防に役立てられている。
おからこんにゃく手作りキット
おからこんにゃくは、おからにこんにゃく粉にぬるま湯を加えて混ぜたもの・卵(または山芋)・水酸化カルシウムを加えてこねる。これを形成し、お湯で30分程度茹でると、おからこんにゃくができる。
おからこんにゃくの完成品も販売されているが、おからこんにゃくを手づくりするキットも販売されている。
おからとこんにゃくの栄養素が豊富
おからこんにゃくには、おからに含まれている不溶性食物繊維、こんにゃく粉に含まれている水溶性食物繊維、そしてカルシウムやカリウム、たんぱく質なども豊富に含まれている。
特に食物繊維の含有量は多く、レタスの4倍もの量の食物繊維が含まれている。
また、原料が低カロリー食材として知られるおからとこんにゃく粉であるため、カロリーが低く、鶏肉の10分の1程度しかない。
おからこんにゃくには食物繊維やたんぱく質が含まれているため、次のようなダイエット効果が得られる。
おからこんにゃくに含まれている不溶性食物繊維は、水分を吸収して膨らむ働きがある。
そのため、胃の中でおからこんにゃくが膨らみ、満腹感が得やすくなる。
食物繊維には、食後の急激な血糖値の上昇を抑制する働きがあり、体脂肪蓄積の原因となるインシュリンが過剰に分泌されるのを防ぐ。
また、ゆるやかに血糖値を上昇させるため、空腹感を防ぐ効果もある。
おからこんにゃくには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれているため、ダイエット中に起こりやすく、「ダイエットの大敵」とも言われている便秘を解消する効果がある。
不溶性食物繊維は、水分を吸収し膨らむことによって便の量を増やし、便通を改善する。
また、水溶性食物繊維は、便に水分を与えて柔らかくする効果があり、便秘の解消に有効である。
おからこんにゃくに含まれている大豆たんぱくには、コレステロールの吸収を抑制する働きがある。そのため、生活習慣病の予防・改善に効果がある。
肉の代用品に最適
おからこんにゃくは、加熱することで肉のような食感になることから、肉の代用品として活用できる。
肉料理であり、カロリーの高い唐揚げやしょうが焼き、ハンバーグなどに活用されている。
おからこんにゃくを使うことによって、肉を使った時に比べ、大幅にカロリーを抑えることができる。