しょうが紅茶とは、文字どおり紅茶に生姜を加えた飲み物。
薬味や香辛料として用いられる生姜を紅茶に入れることで、生姜と紅茶の風味と効果が同時に得られる。
しょうが紅茶ダイエットとしてブームにもなった食品であり、現在も冷えを感じやすい女性を中心に人気の飲み物である。
しょうが紅茶の成分・効果
しょうが紅茶の良さは、それぞれが持つ効能の組み合わせ・掛け合わせによる相乗効果である。
生姜には保温効果や発汗作用などを高める働きがあり、紅茶には利尿作用の促進や新陳代謝を活発にする作用がある。
これらふたつの食品の組み合わせにより、健康増進、痩身効果などを一度に得ることが出来る。
しょうが
臭味消しを始め、殺菌作用や薬味などとして広く用いられる生姜。
非加熱状態ではポリフェノールであるジンゲロールを含むが、加熱するとショーガオールやジンゲロンといった二次的産物に変わる。
ただし、加熱・非加熱のどちらにおいても効能に変化はないとされている。
ジンゲロール
しょうがの辛み成分は、強力な抗酸化作用を持ったジンゲロールである。
ジンゲロールは老化防止に作用し、血流を促進する。
血液の流れが良くなれば体が温まり、新陳代謝も活発となる。
血行促進や新陳代謝の活性化により発汗作用が高まるので、脂肪細胞の分解、冷え性改善の効果も期待できる。
紅茶
紅茶の葉にはお茶の三大成分であるカフェイン・カテキン(タンニン)・アミノ酸が含まれている。
特にカフェインにはその強心・利尿作用により、代謝・循環機能を活発化し、脂肪を効率よく燃焼させる効果がある。
カフェイン
大脳にある中枢神経に作用し、疲労回復や新陳代謝の活性化を促すことが近年解明されてきた。
運動の直前に摂取することで、筋肉内に蓄えられたグリコーゲン(糖質)の消費が抑えられ、脂肪を優先して燃焼することができるとして、スポーツシーンにおいて注目されている。
しょうが紅茶の作り方
身体を温める効果のあるしょうが紅茶。
手足の冷えなどを感じたときなどに飲むと効果的。
作り方も簡単なので、夜寝る前などに手軽に作って飲むことができる。
- 好きな紅茶をカップ1杯分用意する。
- しょうが汁小さじ1を入れる。
- 好みによって黒糖やハチミツを加えて良い。
【飲む回数の目安】
1日3~4杯程度を目安に飲むと、生姜と紅茶の効果を得やすくなる。
しょうが紅茶の注意点
1日の目安として3~4杯程度とされるが、好みの回数で構わない。
しょうが紅茶に用いる生姜は皮付きの状態がお奨め。もちろん表面は奇麗に洗っておく。
皮ごと調理することで、有効成分を無駄なく摂取することができる。
継続的に飲用すると免疫力の向上に繋がり、ダイエット効果も期待できる。
ただし、生姜は刺激の強い食品であるため、胃腸の弱い人、胃に不快感を得た人は摂取を控えることが大切。
特に、空腹時の摂取は胃に変調をきたす場合があるので注意が必要。
しょうが紅茶で出来るダイエット方法を紹介するページ。
生姜と紅茶によるダイエット効果のメリットやデメリット、やり方を詳しく教えている。ただし、生姜は胃粘膜を刺激するので、胃の弱い人は要注意。