赤筋

鍛えるべきは赤い筋肉 – 脂肪消費に役立ちます！

赤筋とは、エネルギーの消費量が他の筋肉より多く、脂肪をエネルギー源としているため、鍛えることでダイエット効果が得られるとされている筋肉である。

脂肪を燃やす～赤筋のダイエット効果

筋肉には、赤筋/白筋/中間筋があり、赤筋は体の深奥部にあるインナーマッスル（深層筋）に多く存在する。筋肉収縮のスピードが遅いことから「遅筋」とも呼ばれ、ヒラメ筋が代表的な筋肉として挙げられる。

肺の呼吸運動をさせたり、生命維持活動のために働いているが、脂肪を消費するためには、酸素の供給も必要になる。酸素の供給ができる有酸素運動は、ダイエットに有効であり、スムーズに脂肪を燃やすことができる。赤筋による脂肪の燃焼効果は白筋の2倍と言われ、基礎代謝アップにも役立つ。

インナーマッスルに存在する赤筋は、血液が運搬される量が少なく、運動不足や年齢的な要因で筋肉が固まり、関節の可動域が狭まってしまう。したがって柔軟性を持たせる運動を日ごろからしておくと良い。それにより、発揮できる力は小さいが長時間力を維持することができるようになる。

赤筋を鍛えるには、運動が必須である。しかし、どんな運動でも良いという訳ではなく、ゆっくりとした動作の運動でなければ鍛えることができない。
赤筋が主に使われる運動は、ウォーキングやスイミング、ジョギングなどである。

赤筋を鍛えるにはレジスタンス運動よりも、軽い負荷をかけて長時間行うトレーニングの方が向いている。レジスタンス運動とは、鍛えたい筋肉に負荷をかける動作を繰り返し行う運動のことである。筋肉量アップに有効な運動であり、加齢によって衰えた筋力に対しても、筋肉を太くする効果が期待できる。

しかし、赤筋はゆっくりとした長時間続けられるような運動が適しているため、重い負荷をかけて行うレジスタンス運動は不向きとなる。ただし、レジスタンス運動の中でも軽い運動器具を使って行えば、赤筋を鍛えることも可能である。