アミノ酸

アミノ酸とは、タンパク質を作り出す物質であり、体に必要な成分である。アミノ酸のうち、どれか一つの成分が欠けてしまうとタンパク質を作ることはできない。
現代では、サプリメントや化粧品、うまみ調味料などに加工されており、体内で作り出すだけでなく、体外から摂取することもできる。

アミノ酸は健康維持に必須の成分

アミノ酸には20種類の物質があり、必須アミノ酸と非必須アミノ酸に分けられる。
必須アミノ酸とは、体内で合成することができない物質をいい、非必須アミノ酸とは、体内で合成することのできる物質をいう。合成されたアミノ酸は、髪の毛や筋肉、内臓などの組織の構成を支え、体内の数十％がタンパク質とされている。

必須アミノ酸には、フェニルアラニン・ロイシン・ヒスチジン・トレオニン（スレオニン）・イソロイシン・トリプトファン・リジン・バリン・メチオニンの9種類。

非必須アミノ酸は、セリン・システイン・アラニン・アスパラギン・プロリン・チロシン・グルタミン酸・アルギニン・アスパラギン酸・グリシン・グルタミンの11種類。

20種類のうち、どれが欠けてもタンパク質の合成は行えないため、食事からの摂取を心がける必要がある。

ダイエットにおけるアミノ酸の働き

アミノ酸にはダイエットに必要な効果が秘められており、ダイエッターには欠かせない栄養素である。

その「ダイエットに必要な効果」とは、脂肪分解を促す作用である。
アミノ酸には脂肪を脂肪酸にまで分解する効果があり、脂肪燃焼の準備を整える。ここで運動を取り入れると脂肪の燃焼は更に促進されることとなる。

このようにダイエットに欠かせないアミノ酸だが、アミノ酸を摂取するだけで脂肪が燃焼されるということはない。運動前にアミノ酸を摂取することで、脂肪が燃えやすくなるということである。
しかし、運動によって脂肪が分解されたとしても、運動が継続されないと脂肪酸が元に戻ることもある。

したがって、ダイエットには「アミノ酸」＋「運動」の組み合わせが重要。運動前にはアミノ酸を摂取すると良い。

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