血流とは血管内を流れる血液。血行あるいは血液の巡りとも呼ばれる。肌や指先、頭皮など、体の至る箇所に血流があり、血流が滞ると、身体に様々な病状が現れる。
血流とは?
血流、血行とは全身を巡る血液の流れ。心臓から排出される血流を動脈と言い、全身の隅々まで酸素や栄養を運ぶ役割がある。
全身を流れたあと心臓に戻る血流を静脈といい、各臓器から排出された老廃物や炭酸ガスを受け取りながら、心臓へと戻る。
老廃物や炭酸ガスは心臓の拍動により少量ずつ吸引され心臓へと戻るが、何らかの原因でカラダ全体に血液が行き渡らなくなると血流が阻害され、身体には様々な障害が生じる。
血流が滞ることで生じる症状
血流が滞ると、肩こりや冷え、血栓や脳血流といった症状が出る。これらをまとめて血流障害、または血行障害と呼び、状態がさらに酷くなると動脈硬化や脳梗塞など生命に関わる疾患のリスクが高まることとなる。
冷え
冷え性は女性に多い症状の一つ。血行障害になる原因は女性特有の月経にある。人によっては貧血を起こす女性もいるほど血行障害になることも少なくない。
また、自律神経による女性ホルモンのバランスや、衣類による圧迫などが冷えを引き起こすことがある。。
肩こり
肩こりは末梢血管において血行障害が起きることにより生じる。パソコンに向き合う時間の長い現代人に眼精疲労による肩こりが多いのは、同じ姿勢を取り続けることで肩に血行不良が生じるため。血行不良はストレッチやマッサージにより肩の筋肉をほぐすことで改善できる。
血流改善~血流をよくする方法
血行障害が起こると冷えや肩こりなど様々な症状が起こる。これらを解消するには、血流改善を促すマッサージを継続して行う必要がある。また、血流改善はダイエットにも効果的である。
リンパマッサージ
血液循環の改善には、皮膚の表面を撫でるように行うリンパマッサージがお奨め。
リンパはリンパ液とも言い、動脈の毛細血管から漏れた水分(血漿成分)のこと。この水分を回収しながら血液内に戻すために存在するのがリンパ管である。リンパ液には不要になった物質やウイルスなどが浮遊しており、リンパ管を通り、リンパ節で濾過・除去される。このため、リンパ液の循環が悪化すると、浮腫み(むくみ)や、免疫機能低下の原因となる。
リンパマッサージでは、静脈に沿って心臓方向へ、皮膚や筋肉に軽い圧力を、なでるようにかけながら行うことにより血液の流れを促進し、循環を改善する。 同時に、リンパ管にも影響を与え、リンパ液の循環も改善。新陳代謝を促進し、継続することで浮腫み(むくみ)解消、小顔効果などが期待できる。