宿便とは、腸の壁に滞留した老廃物のことを指す。
十分に代謝されずに残ったタンパク質や脂肪が、宿便の正体と言われている。
腸内に宿便が長くあると、毒素が生じて悪血、便秘、頭痛、めまいなど、さまざまな不快症状の原因になる。
がんのリスクも増すと言われているので、健康を守るためにも、腸の善玉菌を増やす、食物繊維を摂る、運動する、体を温める、漢方薬を利用するなどして、宿便をしっかり除去することが大切。
宿便とは、腸壁にこびりついて残った老廃物のこと
宿便とは、体の外に排出されずに、腸の壁にこびりついて残った大便(老廃物)のこと。
毎日きちんと大便が出ている人の腸のなかにも、実は2~3kgの量の宿便があると言われている。
正体は、代謝されずに残ったたんぱく質や脂肪と言われる
宿便の正体は、十分な代謝・分解がされずに腸に滞留したたんぱく質や脂肪であると言われている。
たんぱく質は、野菜をしっかり摂らないとスムーズに代謝されない特徴がある。
また脂肪は胆汁酸によって分解されるが、脂肪に対して胆汁が足りないと、分解が追いつかなくなる。
すると残ったたんぱく質や脂肪は腸の繊毛の間にどんどん溜まってゆき、結果、宿便が形成されてしまう。
宿便が長くあると、異常発酵して毒素が生じる恐れあり
腸のなかに長く宿便が滞留していると、やがて異常発酵(腐敗)して有害な毒素が発生する恐れがある。
毒素が発生すると、肝臓の働きが低下して血液が汚れたり、宿便が腸内を狭くして便通を妨げたり、便秘に伴って頭痛やめまいが起きたりなど、体にさまざまな悪症状が表れるようになる。
また宿便の毒素は、健康な細胞をガン化したり、乳がんのリスクを上げたりするとも言われている。
腸内環境や腸の働きを良くする食事・運動で改善を
上記の症状のほか、肩こり、肌トラブル、口や息の悪臭、おならや便の悪臭、疲労感といった症状がみられる人は、宿便がたくさん滞留している可能性が高い。
宿便をなくし悪症状を改善するには、乳酸菌など善玉菌を含む食品を摂る、食物繊維を摂る、運動する、体温を上げるなどして、腸内環境や腸の働きを良くするとよい。
センナ配合の漢方薬など、便秘や便秘に伴う症状に有効とされる薬を利用する手もある。
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