ミネラルウォーターは、ミネラルや二酸化炭素などの成分が含まれる清涼飲料水。井戸水、湧水、鉱水など、さまざまな水を原料に作られる。ミネラルウォーターが含有するミネラルの内訳はカルシウムとマグネシウムであり、これらの量が少ないものは硬度の低い軟水タイプに、多いものは硬水タイプに分類される。ミネラルの多い硬水ミネラルウォーターを飲むと、高いデトックスや代謝向上の効果が得られるとされる。
ミネラルウォーターは水を原料とした清涼飲料水
ミネラルウォーターとは、食品衛生法で「水だけを原料とした清涼飲料水」と定義されている水のこと。ミネラルのほか二酸化炭素が加えられた水も、ミネラルウォーターに該当する。
原料である水には、浅井戸水、深井戸水、湧水、鉱泉水、温泉水、伏流水、鉱水のうちいずれかが使用されている。
ミネラルウォーターをボトル詰めなどして商品販売する場合は、どの水を原料として使用しているかを品質表示することが、農林水産省より義務付けられている。
ミネラルウォーターの原水の種類
- 浅井戸水……浅井戸から汲み上げた地下水のこと。
- 深井戸水……深井戸から汲み上げた地下水のこと。
- 湧水……地下から自然に湧き出た地下水のこと。
- 鉱泉水……湧水で水温が25℃未満で、かつ鉱物が含まれているもの。
- 温泉水……湧水で水温が25℃以上のものや、鉱泉水で飲用できるもの。
- 伏流水……地表の水が地中に浸透して流れている水のこと。
- 鉱水……汲み上げた地下水で、かつ鉱物が含まれているもの。
軟水か硬水か、水の硬度でも種類分けされている
ミネラルウォーターは原料の水のほか、水の硬度でも種類分けがされている。
水の硬度とは、水に含まれているカルシウム量とマグネシウム量の合計のこと。カルシウム量×2.5とマグネシウム量×4(または4.1)の合計値を足すことで、硬度を算出できる。なお水の硬度の単位は“mg/L”。
一般的な水の硬度の基準は、0~99 mg/Lのものが軟水、100~299 mg/Lのものが中硬水、300 mg/L以上のものが硬水だが、基準の考え方は1つではない。例えば世界保健機構が定める指標では、合計値が0~59 mg/Lのものを軟水、60~119 mg/Lのものを中軟水、120~179 mg/Lのものを硬水としている。
簡単にまとめると、硬度が低いものは軟水のミネラルウォーター、数値が高いものは硬水のミネラルウォーターに分類される。
ミネラルウォーターで、手軽なミネラル補給ができる
カルシウムとマグネシウムが含まれるミネラルウォーターは、手軽なミネラル補給に役立つ。
ミネラルは骨や歯の健康を支える・血液の流れを正常にするなど、体内で重要な働きをする栄養素だが、欧米的な食事が浸透している現代日本人は、慢性的な不足状態にあると言われている。
ミネラルが豊富な硬水のミネラルウォーターを飲むと、高いデトックス効果や代謝向上の効果も得られるとされる。デトックスや代謝が向上すると、肌荒れしにくくなり太りにくい体質にもなれるので、美容やダイエット目的で硬水のミネラルウォーターを飲む人も少なくない。
ただし、硬水のミネラルウォーターは味にクセがあるため、苦手とする人も少なくない。
飲みやすさという点においては軟水のミネラルウォーターのほうが優れている。
https://slism.jp/featured/detox/detox10/f8-water.html
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