水太りとは、体に余分な水分が溜まってしまい体が太くなること。リンパ管や腎臓・肝臓の働きが低下して、水分代謝がスムーズになされなくなることが原因と考えられている。水太りすると、倦怠感、脂肪の代謝低下、脚のむくみなど健康や美容に良くないことが起きるので、水太りをまねく悪い生活習慣を改めたり、リンパマッサージや漢方薬を活用したりして、根本改善することが大切。
体に余分な水分が溜まって、体が太くなること
水太りとは、体に余分な水分が溜まって、体重増加やサイズアップなど、体のボリュームが増した状態になること。
細胞の新陳代謝を行うリンパ管の働きが低下したり、腎臓や肝臓の機能が落ちたりして、発汗や尿排出など、水分の代謝がうまくなされなくなることが水太りの原因とされる。
こんな人は水太りしやすい・水太りしている
水太りは、立ちっぱなしや座りっぱなしの時間が長い、運動習慣がない、塩気の多い食べ物を好んで食べるといった生活習慣や食習慣のある人がなりやすい。
自分が水太りしているか否かは、お腹が目立つけれど脚は細い、下着のゴム跡がいつまでも残っている、極端に汗の量が多いあるいは少ない、便秘と下痢が代わる代わる起きる、といった身体的特徴の有無で判断できる。舌の色が白っぽくて歯型がつきやすいことも、水太りのチェック方法の1つ。
水太りは健康にも美容にも良い影響を与えない
水太りは脂肪太りのように生活習慣病のリスクを上げたりはしないが、決して健康や美容に良い影響を与えない。水太りして体に余分な水分が溜まっていると、体がだるいと感じたり、脂肪を代謝する力が落ちたり、脚のむくみなどにより容姿が悪くなったりしてしまう。
生活習慣の改善や漢方薬の利用などで根本改善を
水太りを治すためにと利尿剤を飲む人がいるが、これはあまり良策とは言えない。
利尿剤を飲んでも、一時的な尿量増加・水分排出の効果しか得ることができないの。水太りを根本から治すためには、リンパ管や腎臓・肝臓など、水分代謝を行う器官の機能を回復させるのが正しい。
水太りを治すにはまず、同じ姿勢を続けない、運動を心掛ける、塩気の多い食べ物は控えるなど、上述の問題ある生活習慣や食習慣を改めることが大切。それに加えて、リンパマッサージを行ったり、五苓散や防己黄耆湯など水太りに効くとされる漢方薬を利用したりするのが望ましい。
筋肉太り、水太り、中年太り、ストレス太り…などなど、「太る」と一口にいってもさまざまな太り方があります。それぞれの原因や適切な対処法を知って、いかなるおデブとも無縁の体になりましょう。
「仕事の基本スタイルはデスクワーク」という方の悩み、それは座りっぱなし状態が続いてむくんだり水太りしたりしてしまうこと。でも!脚を組まない、体のある部位を冷やさない…など5つのポイントを守ることで、これらを効果的に防ぐことができるんです!