ヘチマダイエット

ヘチマを痩身や健康・美容増進の目的で食べることを、ヘチマダイエットという。ヘチマは利尿作用のあるカリウム、腸内環境を整える食物繊維のペクチン、肌の新陳代謝を盛んにするサポニンをたくさん含んでいるので、ヘチマを食べると高血圧予防、むくみ解消、便秘解消、コレステロール低下、美肌などの効果を得ることができる。ヘチマはさまざまな食べ方ができるが、お浸し・味噌煮込み・味噌汁のレシピが美味しくて特におすすめ。

ヘチマにダイエット効果を期待して食べること

ヘチマは、フィリピン・中国・沖縄など、熱帯地域に集中して生息しているウリ科のツル性植物。
このヘチマ（実の部位）に痩身効果、健康効果、美容効果などを期待して食べることを、ヘチマダイエットという。
ヘチマがダイエットに有効な理由は、ヘチマにはカリウム、ペクチン、サポニンの3つの成分が豊富に含まれているためとされる。

カリウムは利尿作用で高血圧を予防する

細胞の浸透圧は、細胞のなかに在るカリウムと細胞の外に在るナトリウムとが、拮抗することで保たれている。
しかしナトリウムを摂り過ぎると、浸透圧のバランスを維持するために血液中の水分が移動し、血圧が上昇してしまう。カリウムには、高血圧の原因になる過剰なナトリウムを尿と共に排出させる効果がある。

カリウムで尿排出が促されると、いわゆるゾウ足や大顔の原因になるむくみもスッキリ解消される。

ペクチンが便秘を解消しコレステロールを減らす

食物繊維に分類されるペクチンには、腸の健康を増進して、便秘や下痢などの不調を改善する力がある。
またコレステロールを吸着して体の外に排出する働きもするので、コレステロール過多が引き起こす脂質異常症や動脈硬化のリスクを下げることができる。

ヘチマサポニンは美肌をつくる

サポニンはヘチマなどの植物の苦味成分だが、肌のターンオーバーを盛んにしたり、日焼けした後の肌の炎症を鎮めたりする力もある。サポニンの美肌効果を得たい場合は、ヘチマを食べるほか、ヘチマの抽出エキス（ヘチマ水）で直接スキンケアするとより効果的。

お浸し・味噌煮・味噌汁にすると美味しく食べられる

ヘチマは色々な食べ方ができるが、特にお浸しのレシピが美味しくて人気がある。
ヘチマのお浸しの作り方は、皮を剥いて食べやすい大きさにスライスしたヘチマを2～3分間茹でて、かつお出汁・砂糖・しょうゆなどを合わせて作った浸し汁のなかに浸すだけと簡単。

定番の沖縄料理であるヘチマの味噌煮込みやヘチマの味噌汁などのレシピもおすすめ。