高血圧予防やアンチエイジングには、クミスクチンのハーブティーが効果的!
クミスクチンは、東南アジアや沖縄などの熱帯地域に分布するシソ科植物。猫の髭に似た細長いおしべをもつことから、ネコノヒゲとも呼ばれている。クミスクチンには、高血圧を防ぐカリウムや抗酸化作用をもつロズマリン酸が豊富に含まれている。ロズマリン酸にはアレルギー症状を緩和したり、炭水化物の分解を妨げて糖の吸収率を下げる効果もあるので、クミスクチンのハーブティーはダイエット目的での利用もおすすめ。クミスクチンには匂いがなくわずかに苦味があるので、飲みにくく感じる場合は、ハチミツを入れたり風味のよい他のハーブをブレンドしたりすると良い。
クミスクチンとは、東南アジアや日本の沖縄など、熱帯地域でみられるシソ科の植物。
白や淡い紫色の美しい花を咲かせるほか、猫の髭のような細長いおしべが特徴的なため、ネコノヒゲとも呼ばれる。ほかにもキャッツウィスカー、ジャワティ-、猫髭草(ビョウシュウショウ)など、多くの呼び名がある。
※猫髭草は漢方生薬名。
クミスクチンには、カリウムとロズマリン酸が多く含まれる特徴がある。
カリウムには余分なナトリウムの排出をうながす作用があり、ロズマリン酸にはポリフェノール類特有の優れた抗酸化作用があるため、これらを含むクミスクチンは高血圧予防、むくみ解消、アンチエイジングなどに役立てることができる。
ロズマリン酸には、アレルギー症状を軽くする作用や、体のなかで炭水化物がブドウ糖に分解されるのを妨げる作用もあるため、クミスクチンはアレルギー性疾患の治療やダイエット成分としての活躍も期待されている。
クミスクチンで作ったハーブティーを飲むと、カリウムやロズマリン酸を手軽に摂取することができる。
クミスクチンは無香でやや苦味があるので、ハチミツを入れたり、香りの良いローズやベリー系のハーブをブレンドしたりすると飲みやすくなる。優しい甘味があり、より利尿効果が高まるハスの葉とのブレンドもおすすめ。