ダイエットは、やっぱりローフード支持が絶大ですね。ローフードの代表とも言える豆腐ダイエットは満腹感もあり、続け易いから成功者も多いようです。あなたも豆腐ダイエットで理想の体重に!
食事ダイエットが話題になる度に食材がスーパーから姿を消し、落ち着きを取り戻しては次の食品が消えるという現象が多く見られています。豆腐ダイエットは低コストで、品物も手に入りやすくいため、簡単に始め易いでしょう。この豆腐もダイエット向きの食材なので、もしかしたらスーパーの棚から、そのうち姿を消しているかも知れませんね。
GI(Glycemic Index:グリセミック・インデックス)値という数値をご存知でしょうか?食事ダイエットの食材を決めるのに、必須ともいえるのがGI値です。GI値とは、血糖値が上昇しやすい食材かどうかを示す数値のことを言います。この数値が低ければ血糖値の上昇は遅いということになります。
食後に血糖値が上昇するのは何故だと思いますか?それは食事の後、消化吸収されたブドウ糖が体内を巡回するからです。摂取したブドウ糖は脳のエネルギーや体の動力源となるわけですが、激しい上昇にはインシュリンの分泌が促がされます。
このインシュリンの分泌はダイエットを妨げる原因になります。インシュリンは脂肪細胞にブドウ糖などを取り込み、脂肪を作り出そうとします。また、脂肪の分解を抑えてしまう働きがあるため、ダイエッターにとっては重視すべき数値なのです。GI値が低いとインシュリンの分泌量も抑制されると考えることが出来ます。その点、豆腐はカロリーもGI値も低く、ダイエットに適した食材と言えるでしょう。
ダイエット方法は1日のうちの3食、または1食の炭水化物(ご飯、パンなど)を豆腐に置き換えるだけです。おかずはカロリーオーバーにならなければ、いつも通りで構わないと言われています。使用する豆腐は絹ごし・木綿のどちらでもOKです。どちらかというと木綿の方が満腹感を得易いかも知れません。また、豆腐を食べるだけで体重の減量は難しいと思われますので、運動やストレッチを忘れることなく行いましょう。
タンパク質に恵まれている大豆は、ミネラルや食物繊維などの栄養素を多量に含んでいることから「畑の肉」とも呼ばれています。
近年、大豆にはファイトケミカルという成分が含まれているということが解明されました。大豆に含まれるファイトケミカルはイソフラボンなどです。ファイトケミカルとは、老化を体の内側から守る抗酸化作用や免疫力の向上などが期待されている物質です。
大豆イソフラボンは女性には馴染みのある、化粧水など活用されている栄養成分ですね。
女性の体には、エストロゲンという女性ホルモンが存在します。しかし、エストロゲンは閉経を迎えると急激に量を減らします。エストロゲンの不足は骨の中からカルシウムを追い出してしまい、骨粗鬆症を招く原因にもなります。女性に骨粗鬆症が多い理由の一つですね。しかし、大豆イソフラボンは女性ホルモン同様の作用があり、骨密度の減少を抑制して骨粗鬆症を予防してくれます。女性ホルモンの役割と同じということは、肌の弾力や女性らしさが保たれ、抗酸化作用でアンチエイジング効果(老化防止)を期待することができます。
さらに体に付きやすい中性脂肪を内側からガードしてくれるのが、大豆サポニンです。大豆の良質なタンパク質は悪玉コレステロールを減少させ、大豆サポニンはコレステロールが体内に取り込まれるのを抑制してくれます。取り込まれたコレステロールの分解や、血液のコレステロール数値を下げ、中性脂肪を減少させる働きもあります。
このように大豆効果は、含まれる栄養素の分だけあるのかも知れませんね。
豆腐の原料でもある大豆がいくらダイエット効果抜群だからといっても、そのまま食べるのが続いたり、味に変化がないと流石に飽きてしまいます。そのような時は、一緒に摂取するおかずのカロリーを制限して、豆腐をアレンジしてしまいましょう。少々脂っこいアレンジになってしまったら、おかずをサラダで済ますなどしてカバーしましょう。
そうそう、それから動物性タンパク質もやはり必要になると思います。食事の際、カロリーの少ない鳥ササミを活用して一緒に摂取すると良いと思われます。
3食とも豆腐に置き換えた場合や、栄養素の偏りが激しい場合には、貧血や目眩などの体調不良が現れることがありますので注意してください。豆腐ダイエットについては3食よりも、1食置き換えでダイエットしている人の方が多いようですので、自分にあったダイエットにしていきましょう。