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摂取量に気をつけて
厚生労働省が発表している一日の目標摂取量に注意して、塩分過多にならないように心がける。
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過剰摂取が美容に悪影響
塩分が多くなると、浮腫みが生じる。酷くなるとセルライトという皮膚が凸凹になる症状も…。
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塩分の多い食品は要注意
塩分が多いと感じたら、塩分の排出を助けるカリウムを摂取するようにしておきたい。
セルライトにご注意を!塩分の過剰摂取は健康にも美容にも悪い
塩分とは、塩(塩化ナトリウム)のことである。多くの場合は、塩の摂取量や含有量を指す。
塩分の過剰摂取が血圧を高めるということはよく知られている。高血圧は遺伝的な要素もあるとされ、中には塩分過多でも血圧が上昇しない人もおり、体質によって違いがある。
塩分の摂取目標量は国で基準が定められており、男性で9.0g未満、女性で7.5g未満となっている。しかし、日本人は1日の塩分摂取量が10g以上になる人が多くいることから、注意が必要でなる。
塩分を取りすぎてしまうと喉の渇きを促したり、高血圧などの生活習慣病を呼び起こす。塩分と関わりの強い疾患を抱えている人では、塩分の摂取制限が行われていることもある。
また、胃がんの発症リスクを高めるという報告もされており、摂取量には十分気をつける必要がある。
塩分は、食材や調味料、お菓子などから摂取されており、気付かないうちに塩分が過剰になっているケースもある。
塩分は「浮腫み(むくみ)」を引き起こす原因にもなり、女性の美容・ダイエットの大敵となる。塩分が上手く排出されずにむくみが続き、悪化するとやがて「セルライト」の原因になる。
セルライトとは、脚や太ももなどの浮腫みが原因で血液循環が悪くなり、老廃物が蓄積、肥大化した脂肪細胞のことである。
セルライトは、デコボコとした形を皮膚表面につくり、落としにくい。さらに、一度つくられるとエステなどの専門治療でなければ改善することは難しいと言われている。
そのため、セルライトをつくらない努力が必要である。マッサージをして血液の流れを促したり、塩分の少ない食事をするなど、浮腫ませないことが重要である。
味付けが濃く、塩分を過剰に摂取してしまいがちな人のための簡単な減塩方法を6つご紹介。日々の食生活に取り入れることでむくみの改善が期待できる。
塩分を多く含んでいる食品は、梅干やイカの塩辛、わかめ、たらこ、すじこ、カップラーメンなどである。調味料では、塩や醤油、味噌、顆粒風味調味料、オイスターソース、固形コンソメなどが挙げられる。
調理された食品の中でも汁物やスープには塩分が多く含まれているため、スープまで摂取してしまうと塩分過多となってしまう。
もし、塩分の過剰摂取が気になる場合は、カリウムの摂取を心がけると良い。
カリウムは、体内に存在する余分な塩化ナトリウムを体外に排出する働きがある。そのため、塩分の高い食事を摂る際は、カリウムを含む食材を一緒に摂取すると塩分の過剰摂取を防ぐことができる。
どうしても塩分の多い食事になるときや、塩分を摂りすぎたときは、カリウムを多く含むフルーツや野菜の摂取を心がけておきたい。
こちらは利尿作用でむくみを改善する働きがあるカリウムを多く含んだ食品が紹介されている。