エステ(エステティック)とは、肌の状態などを健康で美しい状態に保つための施術である。
専門の知識とそれを活かす資格を持つ者(エステティシャン)が、手技や美容機器、栄養補助食品などを使用して施術する。美容のための行為であり、エステティックを受けられる施設をエステティックサロン(エステサロン)という。
ヨーロッパで生み出された技術であり、明治時代に日本に伝承されたと言われている。
エステティックは、個人の肌質などに合わせた技術を用い、満足感やリラクゼーションを与える行為である。痩身や美顔、脱毛やダイエットを目的にエステを利用している人も多く、リラックスやストレス発散効果が得られるとされている。
エステティックのコースと効果
エステティックはサロンによって種類やコースが異なり、個人が施術を施して欲しい部位を選択できる。
ボディエステ
全身への施術である。
手技によるマッサージで身体を揉み解し、リラックス効果を得る。また、美容機器を使った脂肪吸引や発汗促進、痩せやすい体質に改善するなどの目的がある。
フェイシャルエステ
顔にできた吹き出物の痕やシミの改善、リンパマッサージによる浮腫みを取り除き、小顔効果などを目的とした施術である。
ブライダルエステ
結婚式を目前に控えた花嫁が美しくなるためのエステティックである。
ブライダルエステはフェイスケアのみや、ボディケアと組み合わせたもの、美容や痩身効果のある全身フルコースなどの施術がある。ドレスを着こなすために受ける人もいる。
メンズエステ
男性を対象としたエステコースである。
女性と同じようにボディ・フェイシャル・ブライダル・脱毛などを受けることができる。
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エンダモロジーとは、女性にできやすいセルライトを改善するために使用される医療機器である。エステティックサロンで行われるサービスの一つであり、セルライトが気になる女性から注目を集めている。
エステティックの資格と安全性
エステティックで働くには、エステティシャンの資格が必要となる。
エステティシャンになるには、日本エステティシャン協会が認定している学校において300時間以上の教育を受けた人、または専門学生と同等の知識と技術があると認められる実務経験がある人が、日本エステティシャン協会の認定校において合否を認定される。
また、美容整形外科(美容整形クリニック)でも、エステティック同様の脂肪吸引や脱毛などの施術を行っているケースがある。しかし、美容整形外科とエステティックサロンには違いがある。それは医学に基づいて医師が指導している医療機関であるかどうかであり、もちろん医療機関なのは前者の美容整形外科である。
施術を受けた後、何らかの異常が生じるケースも見受けられている。報告されているのは切り傷やヤケド、擦り傷、刺し傷などの皮膚障害であり、治療には長い時間がかかる場合もある。したがって、エステを受ける際には信頼できるエステサロンなのかどうかの注意も必要である。