インナーマッスルは、体の深層部についている筋肉で深層筋ともいう。鍛える部位によって得られる効果はさまざまで、例えば体の中心部のインナーマッスルを鍛えると、背骨や骨盤の歪みが正されて腰痛が治ったりお腹まわりがシェイプアップされたりする。インナーマッスルを効果的に鍛えるには、ピラティスやドローインのトレーニングを行うのが特に効果的と言われている。
体の深層部、骨の近くについている筋肉のこと
インナーマッスルは深層筋ともいい、その名のとおり体の深層部(骨の近く)についている筋肉を指す。
対象的な筋肉のアウターマッスルのように外から見ることはできず、手で触れて存在を確認することもできない。
インナーマッスルは、肩、脇、腹部、股関節付近など、体のさまざまな場所に存在している。
特に体の中心部にある背骨を支えているインナーマッスル(外腹斜筋、内腹斜筋、腹直筋、腹横筋)を鍛えることを目的としたトレーニング法が多くみられ、代表的なものにピラティスがある。
最近では、肩の周りにあるインナーマッスル(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)を鍛えるトレーニング法や、股関節付近にあるインナーマッスル(大腰筋、腸骨筋)を鍛えるトレーニング法も注目されている。
部位別・インナーマッスル強化のトレーニング効果
インナーマッスル強化のトレーニングで得られる効果は、「どこの部位を鍛えるか」によって異なる。
外腹斜筋、内腹斜筋、腹直筋、腹横筋の強化で得られる効果
- 背骨や骨盤の歪みが治る
- 姿勢が美しくなり、腰痛が解消される
- 腹筋が強化され、ウエストにくびれができる
- 内臓の位置が正され、贅肉がつきにくくなる
棘上筋、棘下筋、肩甲下筋の強化で得られる効果
- ・肩こりが解消される
- 肩の関節が安定し、外れにくくなる
- 野球肩のリハビリに役立つ
大腰筋、腸骨筋の強化で得られる効果
- 上半身と下半身のバランスが安定する
- ・スムーズに歩行・走行ができる
- ・つまずきにくくなる
- ・ロコモティブシンドロームの予防
ピラティスやドローインが、特に効果的で人気も高い
インナーマッスルを鍛えると、基礎代謝が高まって脂肪燃焼率も上がるため、ぽっこりお腹を凹ますためなどダイエット目的でトレーニングに励む人も少なくない。インナーマッスルの鍛え方には色々あるが、近年流行りのピラティスやドローインが、特に効果的なトレーニング法として人気を集めている。
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