アクアビクス

アクアビクスとは、水泳を除き、水中で行われる有酸素運動（水中ウォーキングや水中ジョギングなど）を指す。しかし、多くの場合は水中で行うエアロビクスダンスを指す場合が多い。

アクアビクスによる作用

アクアビクスは、水中という水ならではの特性（水圧・浮力・水の抵抗など）を生かした運動で、ダイエット効果や健康効果が期待できる。

水の浮力には、重力と反対方向に働く力があり、これをアルキメデスの原理と言っている。水中に浸かっている面積によって、体重は全体の数十パーセントと軽くなっていく。
水中の浮力から関節への負担を軽減し、肥満や関節に悩みを抱える人でも運動することができる。

水の密度は空気の数百倍であるため、粘性のある抵抗を受ける。
水の抵抗は人の体型や物の大きさなどによって変わってくるが、動作スピードは2乗倍となる。

アクアビクスで得られる効果

水中では、深い場所へいくほど水圧が上昇し、水中で直立しているときには下半身に水圧がよりかかるようになっている。
水圧によって静脈が圧迫されると、静脈還流へと戻る血液量が増加し、下半身に停滞しやすい水分や老廃物を排出でき、浮腫みの改善や呼吸機能の向上といった効果が得られる。

水中という体の熱を放熱し続ける場所では、体温も水の温度も上がりづらい。
しかし、体温が一定まで下がると、体を震わせ、体温を上げようとする働きがある。これによって熱が生産されて、エネルギーが消費される。この寒冷刺激を受けることによって、体温調節機能をアップすることができる。

効果的な運動法

アクアビクスの効果をさらに高めるためには、体の向きや動かし方、負荷を加えるなどが挙げられる。また、スロートレーニングのように、ゆっくりとした動作で行うアクアビクスにも効果が期待できる。
このようにすると普段使っていない筋肉も、水の抵抗によって鍛えられるという訳である。

アクアビクスに関連するSlismページ

料理のカロリーと栄養