グァバ茶(シジュウム茶)は、中央アメリカに自生するグァバの葉から作られるお茶である。代表的なグァバ茶商品に「蕃爽麗茶」が挙げられ、糖吸収をゆるやかにするとの効能表示がある。含有成分のグァバ葉ポリフェノールはトクホの成分に認可されていることから、効果の確実性は高いと言える。
グァバ茶とは、グァバの葉を原料とするお茶のこと
グァバ茶はシジュウム茶とも呼ばれ、熱帯性気候の中央アメリカに自生するグァバの葉を原料とするお茶である。原料となるグァバの植物は、和名をバンジロウ、中国名を蕃石榴(バンザクロやバンセキリュウなどと読む)というが、グァバの名前で呼ばれることが多い。
代表的な商品に、ヤクルトが販売する蕃爽麗茶がある
グァバ茶の代表的な商品に、ヤクルト株式会社が販売する「蕃爽麗茶」が挙げられる。
蕃爽麗茶には、「糖吸収をゆるやかする」「血糖値が気になる方におすすめ」の表示があるが、これはグァバ茶の含有成分であるグァバ葉ポリフェノールの効能を示すものである。
グァバ葉ポリフェノールは、糖吸収抑制の効果が認められている
グァバ葉ポリフェノールは、特定保健用食品(トクホ)の関与成分として認められている。
グァバ葉ポリフェノールには、糖を分解する消化酵素の作用を抑制して小腸での糖吸収をゆるやかにし、血糖値の上昇を防止する効果があるためである。
トクホの成分に認可されていることから、確実な効果を得られる可能性は高いと言えるであろう。
葉だけでなく果実にも優れた効能・効果がある
グァバは、お茶の原料となる葉だけでなく、その果実にも優れた効能・効果があることが分かっている。
以下は、グアバの葉や果実のもつ効能・効果の証明になるであろう臨床試験の一例とその試験結果である。
臨床試験1
本態性高血圧(原因がわからない高血圧のことを指す)の患者120名を、グァバの果実を摂取しないグループと、摂取するグループとに分けて試験を行ったところ、3ヶ月後に血中脂質値の低下や血圧値の低下が認められたという結果が報告されている。
臨床試験2
下痢症状のある者50名に、グァバ葉に含まれるケルセチンを成分とした製剤500mgを、8時間ごとに3日間飲んでもらう試験を行ったところ、腹痛症状が減少したという試験結果が出ている。
グァバの葉や果実には、健康・美容向上に役立つ成分が多種含まれている。
具体的には、タンニン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、フラボノイドの一種であるケルセチン、リモネンなどの成分が多量に含まれている。また乾燥葉には、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンU(塩化メチルメチオニンスルホニウム)の成分も含まれている。
https://slism.jp/communication/vitamin-c-fruit-ranking.html
美容成分の代表格・ビタミンCを豊富に含む果物のランキングです。グァバはなんと第2位にランクイン!グァバ茶と併せて利用すれば、ダイエット成功も美向上もいっぺんに叶いそうです。各果物のカロリーやビタミンC以外の含有栄養素もチェックできるので、とっても便利。
グァバ茶を含め、グァバを原料とした飲食品は、ダイエットや健康・美容向上の優秀なサポーターになり得ると言えるだろう。