-
低カロリーでダイエットに◎!
アスパルテームは、低カロリーで食材に甘みをつけることができるため、ダイエット中でも安心して摂取できる。
-
甘いのに虫歯になりにくい
お菓子や清涼飲料水などに含まれていることが多く、歯への影響が気になるが、アスパルテームは虫歯になりにくい甘味料。
-
低カロリーで甘くても、摂り過ぎ注意!
低カロリーといっても、摂り過ぎると太ることになるため、摂取量に注意が必要である。
甘味度が高いのに、カロリーは低い!ダイエット中にデザートが食べたくなったら、アスパルテームで補って。
アスパルテームとは、砂糖の代わりに食品に利用される人工甘味料(食品添加物)である。日本では、指定添加物として1983年に認められた。
アスパルテームの糖度は砂糖の約200倍高く、高甘味度甘味料とされている。炭酸入り清涼飲料水を始め、お菓子類などに広く用いられている。
アスパルテームは、アミノ酸に分類される成分同士(フェニルアラニン、アスパラギン酸)を結合させて作られたアミノ酸系甘味料である。人工甘味料の中でも苦味が少なく、甘味度も高い。さらに、独特な後味が特徴である。
アルパルテームのカロリーは砂糖と同じく4kcal/gであるが、砂糖よりも甘味度が高いため、少量の使用で甘みがつけられる。また、カロリーも低めに抑えられるため、個人のダイエットに利用されるケースがある他、ダイエット飲料や「カロリーゼロ」表示の食品に多く使用されている。
近年では、食品をより低カロリーに抑えようと、他の甘味料(スクラロース、キシリトールなど)との併用が行われている。食品の甘味度を高めるためや、甘味度の不足を補うために他の人工甘味料と併用するのである。
甘味が強いため虫歯になりやすいのでは?と思われるが、アステルパームはたんぱく質同様、アミノ酸で構成されており、虫歯にはなりにくい。
また、摂取しても著しい血糖値の上昇が見られないため、糖尿病などの病気を持っていても摂取することができるとされている。
糖度が高く、カロリーが抑えられるため、多くの食品の添加物として利用されているアステルパームは、世界の百数十カ国以上において使用が認められている。中には安全性が懸念される声もあるが、ガン発生率などの関係や安全性について研究した結果、安全だとする声が多い。
しかし、フェニルケトン尿症という疾患を持つ患者には、アスパルテーム摂取に注意が呼びかけられている。フェニルケトン尿症は、アミノ酸のフェニルアラニンを代謝できない遺伝性疾患である。
アステルパームは体内に入ると元のアミノ酸(フェニルアラニン、アスパラギン酸)に分解されるが、フェニルケトン尿症の患者はフェニルアラニンを代謝できない。そのため摂取した分だけ体内に蓄積されていく。
フェニルアラニンは蓄積されると脳機能などへ障害が現れる可能性があるため、フェニルケトン尿症を持つ患者にはアスパルテームの摂取に注意喚起がされている。
テレビやCMでゼロカロリーと謳われている清涼飲料水。しかし、過剰に取りすぎると太ってしまう可能性があるという。合成甘味料を使用したゼロカロリー飲料の疑問に迫る!