カルコンの働きに期待!もしかしたらセルライトが解消できるようになるかも知れない!
明日葉
明日葉とは、日本列島の太平洋岸に自生するセリ科植物である。
房総半島や伊豆半島、紀伊半島など、太平洋岸に面した暖かい地域に分布している。
日本の八丈島が原産地と考えられ、八丈草(ハチジョウソウ)またはアシタグサ(明日草)とも呼ばれている。
また、“葉を摘んでも次の日には新芽が出る”ということから、明日葉と呼ばれるようになった程、生命力の強い植物である。
滋養・強壮作用や利尿効果があるとされ、古くは江戸時代から薬草として漢方や料理に用いられてきた。
食用部位は若葉とされ、大きく育ちすぎた葉は食用には適さないと言われている。
明日葉は栄養価の高い植物であり、食物繊維を豊富に含み、ビタミン・ミネラルにも富んでいる。
中でも、脂肪の燃焼に不可欠とされているビタミンB2を含んでいるため、ダイエットにも取り入れられている。
しかし、明日葉において最も注目されているのは、明日葉より染み出る「カルコン」という栄養素である。
栄養素であるポリフェノール(体内で生成されることのない天然の抗酸化物質である。様々な食材に含まれ、 活性酸素の生成を抑制する働きがある)の一つで、抗菌・抗酸化作用を持つとされている。
根・茎・葉といった部位から染み出す黄色の組織液に明日葉カルコンが多く含有されている。
抗炎症効果や抗潰瘍効果、血糖値の低下、血管拡張作用、がん細胞の増殖を抑制する働きなどがあるとされている。
セルライト解消が期待できる
また最近では、セルライトの解消を助け、ダイエットにも役立つ可能性があると考察されている。
セルライトは、脂肪の代謝機能が上手く働かず、血行不良となった脂肪細胞が肥大化したものである。
だが、血行不良となった血管をカルコンの働きにより拡張させ、血流を改善、脂肪の代謝を促せばセルライトが解消されるのではと考えられているが、セルライトが解消されたという報告は未だされていない。
さらに血管が拡張され、血流の改善が行われても、脂肪の分解が行われなければ蓄積した脂肪を解消することはできない。
カルコンには脂質代謝を促すという報告もされていないのが現状である。
ケーキの材料に使わえることもある
明日葉には、独特な香りと苦味があり、調理することで色々な味わい方が出来る。
和え物や天ぷら、おひたし、炒め物、お茶やドリンクなどの飲料水などの料理法がある。
また、明日葉の原産地・八丈島では、すき焼きや茶碗蒸し、菜飯、ケーキなどに加えて食べられている。