クリーミーなギリシャヨーグルトを家で作れるかも!
ギリシャヨーグルトとは、欧米で注目を集めている健康志向のヨーグルト。
ギリシャに伝わる「水切り製法」というプロセスを特徴とし、水分を除去しているため、独特なクリーミーな食感と濃厚な味わいが楽しめる。
何世紀も前から製造され続けている伝統的な食材であり、ギリシャを始めとして、トルコ、ブルガリアなど東ヨーロッパエリアを中心に食べられてきた。
ギリシャヨーグルトの特徴と言えば、独特の「水切り製法」による、クリーミーで濃厚な味わいと、 タンパク質の含有率の高さがあげられる。特にタンパク質については、一般的なヨーグルトに比べ、同量であれば2倍以上という含有率の高さを誇る。
必須アミノ酸をバランスよく含んだヨーグルトのタンパク質は、消化吸収に優れ、免疫力の維持や 肥満予防、むくみ予防などに効果があるとされる。また、ダイエットにおいても、エクササイズとセットで摂取することで、筋肉量の低下を補い、基礎代謝アップの効果が期待できる。
そのような良質のたんぱく質を、通常タイプに比べ多く含んだギリシャヨーグルトは、特に健康面において、その栄養価が高く評価されている。
水分が取り除かれたギリシャヨーグルトには、ヨーグルトの旨み凝縮されているほか、同量の通常タイプに比べ、タンパク質は2倍以上、さらにカルシウムも多く含んでいるため、骨粗しょう症になりやすい女性にも適しているとされる。
また、ヨーグルト自体が乳酸菌により、牛乳の乳糖(ラクトース)が分解された状態なので、日本人に多い、牛乳を飲んだ際にお腹が下って下痢になってしまう、いわゆる乳糖不耐症の人でも消化不良を起こさずに、牛乳に含まれる栄養分を吸収することができる。
ヨーグルトから作られるギリシャヨーグルトは、ヨーグルトと同様に豊富な乳酸菌を含んでおり、乳酸菌の高い整腸作用から 便秘や下痢などの症状改善、また予防に効果的。
乳酸菌を摂取することで腸内の善玉菌(乳酸菌、ビフィズス菌)が増え、悪玉菌(大腸菌・黄色ブドウ球菌など)が増殖しにくい腸内環境を作ることができる。
悪玉菌が増えると、腸内の便を分解しアンモニアや硫黄などの腐敗物質・有害物質を生成することで腸の働きが弱くなる。
悪玉菌が生成する有害物質は大腸炎、大腸がんなどの病気の原因となり、また腸から吸収されることで、免疫力の低下などの影響を受けることもある。
便が腸に留まる期間が長くなることから、腸が便から余分な水分を吸収しすぎてしまい、便が硬くなり便秘症状が進むという悪循環に陥りやすい。
森永乳業が発売しているPARTHENO(パルテノ)は日本で始めて製造・発売されたギリシャヨーグル。
海外で製造されているギリシャヨーグルトと同様の濃密な食感に加え、通常のヨーグルトよりも2倍近いタンパク質を含んでいる。
クリームチーズのような味わいに、ハチミツが付いているので甘さを加えることができる。
そのままでも美味しく食べることができるが、一般的なヨーグルトに比べて水分が少ないため、さまざまな料理への応用範囲が広がる。
サラダに混ぜることでフレッシュチーズのような味わいが得られ、また、ケーキやパンに合わせると、クリームチーズのように使うことができる。
マヨネーズと混ぜても緩くなりにくいので、クリームやディップとしても利用でき、ソースのベースとして様々なレシピへの応用も容易。もちろん、ほかのヨーグルト同様、下ごしらえに使えば肉を柔らかくする効果も得られるが、濃厚でクリーミーな味わいは、むしろディップやクリーム、あるいはデザートに向いていると言える。
ギリシャヨーグルトの作り方と同じく、水切りをすることで、市販されている通常タイプのヨーグルトを使い、自宅で濃厚なクリーミーなヨーグルトを作ることができる。クリームチーズのような味わいをそのまま楽しむも良し。はちみつや粉砂糖、ジャムやチョコレートクリームと合わせデザートとして、また、肉料理やサラダのソースやクリームとしても楽しめる。
※長時間置いておく場合には、冷蔵庫の中に入れるようにする。
ヨーグルトを濾したホエイにも、タンパク質やビタミンなどが含まれておりますので、ジュースや料理に加えることで、余った栄養を程良い酸味と共に味わうことができる。
トレーニングやダイエットに利用するために、プロテインとして利用されることが多く、ホエイプロテインとして多くの製品が販売されている。
普通ヨーグルトでも作れるなら早速やってみたい