パパイン】青パパイヤやパパイヤの葉に多いタンパク質分解酵素
パパインは、青パパイヤやパパイヤの葉に豊富に含まれているタンパク質分解酵素。タンパク質を分解する力がとても強いので、肉類を食べ過ぎた時に摂ると、胃もたれなど胃の不調を防ぐことができる。ほかにもパパインには、悪玉コレステロールを分解して血管の健康を守る、エネルギー代謝の維持向上など、多くの効能がある。
パパインとは消化酵素の一種で、三大栄養素のうちのタンパク質を消化する働きを担っている物質。
パパインのタンパク質消化力はたいへん強力で、肉などを食べ過ぎた後に摂取すると、胃の不調を防いだり血管疾患のリスクを下げたりなど、体の健康を保つさまざまな効果を発揮すると言われている。
南国フルーツの青パパイヤには、タンパク質消化酵素のパパインをはじめ、炭水化物消化酵素や脂肪消化酵素がたっぷり含まれます。そんな青パパイヤを食べると悪玉コレステロールダウン、代謝アップなどの効果を得られるので、ぜひダイエットに利用しましょう。おすすめレシピは炒め物・サラダ・煮物です!
圧倒的にパパインが多く含まれている食品には、熟す前の青パパイヤやパパイヤの葉が挙げられる。
青パパイヤやパパイヤの葉を切ったり絞ったりすると、牛乳のような白い汁が滲み出てくるが、この白い汁中にパパインが豊富に含まれている。これを酸化や乾燥させるなどして加工されたものが、サプリメントや健康食品、化粧品の材料などに利用されている。
パパインのもつ強力なタンパク質分解作用は、スキンケア用品にも活かされている。
活用例は、『パパイン酵素エキス配合』などと成分表記されている洗顔料が代表的。パパイン酵素が配合された洗顔料でクレンジングすると、肌についた古い角質や小鼻のブツブツなど、いわゆるタンパク質汚れを効果的に除去できると言われている。
パパインには、殺菌効果や傷の治りを早める効果もあると言われている。
そのため原産地域の熱帯アメリカでは、パパイヤの果肉やパパイヤの葉を患部に塗ったり当てたりして、傷や火傷の治療に用いている。日本の医療においてもパパイヤに含まれるパパインは、傷薬や火傷薬の有効成分としての活躍が期待されている。