こんにゃくゼリー

こんにゃくゼリーとは、一般的なゼリーよりも弾力が強く、ゼラチンではなく食物繊維が豊富なこんにゃく粉末を使って固めている。
ゼラチンを使ったゼリーよりもカロリーが低く、食物繊維を摂取できることから、ダイエットに活用されている。

こんにゃくゼリーの効果

こんにゃくゼリーには食物繊維が豊富に含まれており、便通の改善など多くの健康効果が期待できる。
また、特定保健用食品に認定されている商品もある。

こんにゃくゼリーとダイエット

こんにゃくゼリーは、ある程度の満腹感があって低カロリーであることから、カロリーコントロールに多く利用されているが、こんにゃくゼリーに含まれている食物繊維にもダイエット効果が期待できる。

こんにゃくに含まれている食物繊維グルコマンナンは水溶性食物繊維であるが、市販のこんにゃくは凝固剤を使って固められているため、水溶性食物繊維が不溶性食物繊維に変化している。
一方、こんにゃくゼリーは凝固剤が使われていないため、水溶性食物繊維のまま含まれている。

こんにゃくゼリーに含まれている水溶性食物繊維は、食べ物によって摂取した糖を包み込む性質があり、糖の吸収を遅らせて、急激な血糖値の上昇を防ぐ働きがある。
そのため、空腹感を感じにくくする効果やインシュリンの分泌を防いで体脂肪を蓄積しにくくする効果がある。

ダイエット効果のあるこんにゃくゼリーであるが、食事をこんにゃくゼリーに置き換える場合には、他の食事で不足しやすい栄養を補う必要がある。
また、摂取カロリーを減らしすぎると、基礎代謝の低下を招いて太りやすい体質を作ってしまう可能性がある。

こんにゃくゼリーによる窒息事故

こんにゃくゼリーは一般的なゼリーに比べて弾力があることから、よく噛んで食べなければ喉に詰まってしまう可能性があり、実際に窒息事故も発生している。
国民生活センターによれば、1995～2008年の13年の間に22件の死亡事故が発生しているという。
国民生活センターでは、子供や高齢者にこんにゃくゼリーを与えないようにと警告している。
また商品自体に注意喚起がされたり、食べやすいクラッシュタイプの商品などが発売されている。

カロリーが計算できるツール