アサイーとは、南米に根を張るヤシ科植物のことである。アサイ、またはワカバキャベツヤシ、アサイヤシとも呼ばれ、アマゾンの低い土地に自生する。果実は球状でブルーベリーにも似ているため、アサイーベリーとも呼ばれることもあるが、ベリー科の仲間ではない。
アサイー輸入と加工技術の進化
アサイーは 樹高20メートル以上にもなるヤシ科植物であり、この樹木に成る果実も「アサイー」と呼んでいる。一つの樹木に3個ほどの実を付け、成熟されていない実は緑色をし、成熟した実は紫色になる。果実の中核は繊維が豊富で、ポリフェノールやカルシウムなどが多く含有されている。
しかし、アサイーに関するデータそのものが少なく、浮腫みがちの人や高血圧を持っている人などのアサイー摂取は不安視されている。妊婦や授乳が必要な乳児のいる女性は摂取を控えたほうが良いとされている。
現在は飲料品や食品に加工され、日本でもジュースなどに加工されたものを目にするようになり、サプリメントとして販売されるなど、健康食品として認識されてきている。昔であれば酸化してしまうのが早くて国外への輸出は難しかったのだが、現在は加工技術の進歩により日本でも購入することが出来るようになった。
アサイーに多く含まれるシアニジンはアントシアニンの仲間であり、視力が改善される効果や肥満防止効果が期待されている。シアニジンは体内に吸収されるスピードの早さが特徴で、身体を老化させる活性酸素を抑制する働きもあり、アンチエイジングなどにも注目されている。
アサイースイーツで老化防止
アサイーに含まれるポリフェノールはブルーベリーの18倍とも言われ、老化防止に最適の食材である。最近はダイエットに取り入れる人もおり、健康維持に期待ができる。
アサイーは、スーパーまたは通販で購入可能である。スイーツやドリンクで一層美味しく食べることが出来る。
よく知られている食べ方ではアサイーボウル(フルーツサラダ)が人気である。他にもヨーグルトや豆乳と混ぜて飲むアサイードリンクなどの楽しみ方がある。
アサイーボウル
アサイー・トッピングフルーツ各種(イチゴ・ブルベリーなど、お好みのフルーツ)・バナナ・シリアル・牛乳(豆乳・飲むヨーグルトなどでも可)を用いて作る。
アサイーソイベリー
アサイー・豆乳(無調整可)・レモン汁・ヨーグルト・トッピング用フルーツ(ベリー系)などの材料を用いて作る。飲むヨーグルトのアサイー版である。