皮下脂肪が多くても、内臓脂肪のように生活習慣病のリスクは高くありません。
しかし、何のケアも行わないと、解消しにくいガンコな「セルライト」が発生してしまうので注意が必要です。
皮下脂肪が原因となるセルライトとは、一体どんなものなのでしょうか。
たまった皮下脂肪のケアを怠ると、セルライトへと変わってしまう恐れがあります。
セルライトができると、女性の理想である「ツヤツヤで滑らかな肌」とは程遠くなってしまいますので、できるだけ早急に対策を打たなければいけません。
近ごろ美容業界で注目されている「セルライト」。おそらくこの言葉を、テレビのダイエット特集などで聞いたことのある方は多いでしょう。
「セルライトをまだ知らない」という人は、お尻や太もも・お腹のいずれかをよく見てみてください。肌に、凸凹と波打っている部分があるかもしれません。それがセルライトです。
セルライトができた肌のことを、オレンジピールと呼ぶことがありますが、これはミカンの皮のように凸凹とした状態になるためです。
セルライトは主に、皮下脂肪がたくさんついている女性にみられます。しかし、痩せている人にもみられることがあり、実は女性の80%にあると言われています。
また、男性よりも皮下脂肪の多い女性にできやすい傾向があります。
セルライトとは、簡単に言うと「脂肪の塊」です。
「脂肪の塊」の正体は、未だはっきりと解明されていません。しかし、肥大化した脂肪細胞同士がくっついたもの、もしくは脂肪細胞に老廃物が絡み合ったもの、という説が有力のようです。
脂肪の塊ができる原因と考えられているのは、冷え・むくみなどによる血行不良です。
血のめぐりが悪くなると、皮下組織にたまった脂肪がうまく代謝されなくなり、脂肪細胞がどんどん大きくなっていきます。すると、お互いがくっついたり老廃物と絡んだりして、解消しにくい脂肪の塊 セルライトができてしまうと言われています。
セルライトのできやすい部位は、皮下脂肪が蓄積しやすい下腹・太もも・お尻・二の腕などです。セルライトは、少しできただけではそんなに目立ちませんが、進行すればするほど、肌の凸凹がひどくなって、解消するのが難しくなってしまいます。
鏡に自分の姿を映すのが怖くなる前に、できるだけ早めに対処しましょう。
セルライトは、運動不足や冷え、むくみ、血行不良などが原因とされています。日頃から適度な運動を心掛けたり、体を冷やさないような工夫をすることが大切です。
特に、むくみは女性に多い症状ですが、むくみもセルライトの原因です。デスクワークの人は、特にむくみやすいと思います。セルライトを作らないためにも、マッサージをしたり、半身浴を取り入れたり、寝るときに脚を心臓よりも高くして寝たり…むくみ体策に努めることが大切でしょう。