リンパ管、リンパ液、リンパ節をまとめてリンパという。
リンパは免疫やデトックスなど、体の健康を守る重要な働きをしている。
リンパ管を流れるリンパ液は、血液を循環させる心臓のようにポンプ機能を果たすものがないため、リンパ節で滞ってしまいやすい。
しかし、筋肉を動かしたり、リンパマッサージを行ったりすることで流れを円滑にすることができる。
リンパが正常に機能すると、病気予防や肩こり・むくみといった症状が改善され、代謝がアップするのでダイエット効果も期待できる。
リンパ管、リンパ液、リンパ節を総じてリンパという
リンパ管、リンパ液、リンパ節(リンパ腺)の3つの組織をまとめてリンパという。
リンパ管は血管と同様に体全体に張り巡らされており、リンパ液はリンパ管のなかを流れており、リンパ節は球状を成しリンパ管の節目として頚部(首)やわきの下・股関節など体の随所に存在している。
リンパ管、リンパ液、リンパ節それぞれの働き
リンパ管は、毛細血管の壁から流出して細胞のすき間を満たす間質液を吸収し、再び血管のなかへと戻す働きをしている。
リンパ管が吸収した間質液の成分は血漿やリンパ球であり、血漿やリンパ球を含む間質液のことをリンパ液ともいう。
リンパ液は、体の随所にあるリンパ節に一旦留まってから通過する仕組みになっている。
リンパ節は、免疫と解毒の重要な働きをする
リンパ節のなかには、病気を引き起こす細菌など健康を害する異物を捕えるマクロファージや白血球がいる。
リンパ液がリンパ節を通過すると、濾過効果で無害なものに浄化されるので、病気予防など健康が守られるようになる。
ほかにもリンパ節は、体にたまった不要な老廃物や水分を体外に出すデトックスの働きもしている。
リンパ液を流すには筋肉を動かす・マッサージが有効
リンパ液は、血液のように、心臓がポンプとなり循環を促してくれるわけではないので、流れが滞ってしまいやすい。
しかし運動を行って筋肉を動かすことで、リンパ液の滞りを改善することができる。
また、首や鎖骨のリンパ節をさするなどいわゆるリンパマッサージを行うことでも、リンパ液の滞りを改善することができる。
病気予防・肩こり・むくみの改善、ダイエット効果も期待大
リンパ液の流れが円滑になるなどリンパが正常に機能すると、病気予防や、老廃物の蓄積が原因の肩こり、水分の蓄積が原因のむくみといった症状が解消されるようになる。
また、リンパの流れが良くなると代謝も向上するため、エネルギーの燃焼力が高まって太りにくい体質になれる可能性もある。
脛を指で押してすぐ元に戻らない人は、リンパ液が滞って脚がむくんでいる可能性大です。
むくみは脚太りの原因になりますので、マッサージで効果的に解消しましょう。
お風呂のなかで簡単にできるリンパマッサージのやり方を紹介します。
二重アゴなど顔が大きい原因には、リンパの循環が悪いことによるむくみが考えられます。
むくみが解消されると芸能人のような小顔になれる可能性もあります(?)から、大顔でお悩みの方は、スキマ時間にでもぜひリンパマッサージをお試しください。