主成分はオレイン酸、ダイエットや健康増進に役立つ油脂。
ピュアオリーブオイル
エクストラバージンオリーブオイル
オリーブオイルとは、オリーブの果実から搾った油のことである。
独特の風味があり、オレイン酸を主成分とする。
主に地中海沿岸の地域で利用されているが、近年は純国産のオリーブオイルも作られており、日本でも多く活用されている。
オリーブオイルには、単にオリーブオイルと呼ばれるもの、ピュアオリーブオイル、バージンオイル、エクストラバージンオイルの4つの種類がある。
オイルの風味や酸度、製造方法などによって呼び名が異なる。
単にオリーブオイルと呼ばれているもの(日本ではピュアオリーブオイルと呼ばれることもある)は、質の悪いバージンオイルと精製したオリーブオイルをブレンドし、科学的処理などにより風味を良くしたもの。
果実に含まれている油を遠心分離などで抽出し、科学的な処理を施していないもの。
バージンオイルの中で品質が高く、酸度が100g当たり0.8g以下のもの。
オリーブオイルは主成分がオレイン酸である。オリーブオイルに含まれている脂肪酸のうちの70~80%を占めている。
また、オリーブオイルは、必須脂肪酸であるリノール酸やリノレン酸、抗酸化物質であるポリフェノールやビタミンEなども含んでいる。
オリーブオイルを多く利用している地中海沿岸の地域では、脂肪の摂取量が多いにも関わらず、冠状動脈性心疾患の発生が少ないことから、オリーブオイルの健康効果が注目されている。
また、オリーブオイルの使用量を増やしたところコレステロールが低下した・オリーブオイルを日常的に使用した人に高血圧症の発症が少ない・オリーブオイルを日常的に摂取した人にリウマチ性関節炎の発症が少ない・乳がんのリスクを低下させる などの報告もある。
オリーブオイルはダイエットに多く活用されている。
オリーブオイルを摂取する主なダイエット法に、「地中海式ダイエット」、「オリーブオイルダイエット(シャングリラダイエット)」がある。
https://slism.jp/method/meal-oliveoil.html
オリーブオイルをそのまま摂取するダイエット法。大さじ1杯程度を一日に数回摂取する。太りにくい体質をつくることができる。
オリーブオイルがダイエットに多く活用され、健康効果が注目されていることから、オリーブオイルは低カロリーであると勘違いしている人も多い。
しかし、オリーブオイルのカロリーは、他の油脂類のカロリーと同じである。
オリーブオイルは、健康効果やダイエット効果が期待できる成分を多く含んでいるが、他の油脂類と同様に高カロリーである。
過剰に摂取すると、肥満の原因であるため、摂取量には注意が必要である。
http://calorie.slism.jp/114001/
オリーブオイルのカロリーや成分、PFCバランスなどを詳しく紹介している。
オリーブオイル大さじ1を消費するために必要な運動時間もチェックできる。