基礎代謝を上げる方法① ~ 筋肉量を増やす ~
- 2011年11月7日
- 投稿者:小林 ほのか
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ダイエットのために、運動を頑張っている人もいると思います。でも、基礎代謝の高い人は、何にもしなくても無意識のうちにエネルギーを消費しているんです。
なんと、運動などの活動によって消費されるエネルギーよりも基礎代謝で消費されるエネルギーの方が大きいんです!
さらに、基礎代謝が高いとダイエットの効率がUPし、リバウンドしにくくなるんです!太りにくく、痩せやすい体質を作るために、基礎代謝をUPさせましょう!!
そもそも基礎代謝って??
基礎代謝(量)とは、生命維持に必要な最低限のエネルギー(量)のことを言います。つまり、生きるために最低限必要な、心拍や体温維持、呼吸を行うために必要なエネルギーのことです。
基礎代謝量は10代が最も高く、その後は年齢を重ねるにつれて減少していきます。
「昔は何もしなくても痩せていたのに、最近は太りやすくなった……」なんて声をよく耳にしますが、これは基礎代謝が低下していることも一つの原因と言えると思います。
つまり、基礎代謝は加齢とともに低下する一方なのですから、基礎代謝を上げる(維持する)ように対策していかないと、どんどん太りやすい体質になってしまうんです!
基礎代謝は消費エネルギーの60%にもなる!
消費カロリーを増やすために運動を取り入れている人も多いと思います。でも、活動によって消費されるカロリーって、1日の総エネルギー消費量の30%しかありません。
実は、総エネルギー消費量の半分以上を基礎代謝量が占めているんです。基礎代謝を上げることで、消費カロリー量が増えて痩せやすくなるというのも納得ですよね。
総エネルギー消費量の内訳 | |
基礎代謝量 | 約60% |
食事誘発性熱産生 | 約10% |
身体活動量 | 約30% |
筋肉量を増やして基礎代謝を上げる
基礎代謝を上げる方法として、「筋肉量を増やす」という方法があります。加齢とともに基礎代謝が低下するとお話しましたが、この1番の原因が加齢とともに筋肉量が減少することと考えられているんです。
心拍で心臓がエネルギーを消費しているように、腎臓や脳、肝臓などの臓器でもエネルギーは消費されています。実は、筋肉よりも心臓などの臓器の方が代謝量は大きいんです。
臓器の大きさは年齢によって変わるわけではないので、特に機能不全などのトラブルがない限り、加齢によって代謝量に影響を受けることはありませんが、筋肉量は加齢によって増減するため、基礎代謝量の増減に影響を与えるのです。
つまり、筋肉量が多くなるほど基礎代謝量は大きくなり、筋肉量が少なくなるほど基礎代謝量も小さくなると言えます。
ちなみに、にっくき脂肪の量も筋肉量と同様に変化していますが、脂肪は代謝量が低いので、脂肪の量が増えても、残念ながら消費エネルギーに影響はありません。
脂肪が消費エネルギーを増やしてくれるのなら、脂肪が蓄積するわけがありませんよね……(笑
筋力トレーニングで筋肉量UP
運動の種類によって、下記のように得られる主な効果が異なります。
- 有酸素運動 → 脂肪燃焼効果
- 無酸素運動 → 筋肉量UP効果
痩せたいと考えている女性にとっては、筋肉量UPにそれほど魅力を感じないかもしれませんね!? でも、
筋力トレーニング→筋肉量UP→基礎代謝UP→エネルギーを消費しやすい(太りにくい)
というように、太りにくく痩せやすい体質を作ることができるんですから、ダイエットが上手くいかない人なんかは、もしかしたら、基礎代謝を高めることでダイエットがはかどるということもあるでしょう。
また、筋力アップに効果的なのは無酸素運動ですが、有酸素運動は筋力アップには効果がないということではありません。
有酸素運動も続けることによって筋力アップ効果が得られます。有酸素運動と無酸素運動の両方を行うのが負担……という人もいると思いますが、有酸素運動を地道に続けていれば筋力UP効果も得られるんです。
明日は、「基礎代謝量を上げる方法」第2弾!体温を上昇させて基礎代謝を上げる方法をご紹介します。 お楽しみに☆
基礎代謝を簡単に計算!
- 基礎代謝量と1日に必要なカロリー
■ https://slism.jp/diet-tool/kisotaisharyo.html