白湯とは、一度沸騰させたお湯を飲める程度の温度まで冷ました水。インドや中国などで、健康維持のために飲まれてきた。特に温度は定義されていないが、一般的には微温湯~温湯程度とされる。日本薬局方によると、冷水は10℃以下、微温湯を30~40℃、温湯を60~70℃、熱湯を100℃とされており、この定義に従えば、飲用に適した白湯の温度は30℃~70℃程度ということになる。ただし、実際の飲用に際しては、厳密に温度を守る必要はなく、各々の体質に合わせ、飲みやすい温度で摂取すると良い。
白湯の効果
インドの伝統予防医学においては、内臓器が最も熱エネルギーを産生する働きがあると考えられており、適度にあっためられた水──白湯をゆっくりと飲むことで、胃腸を始め、他の内臓器を温める効果があるとされている。体を温めることによって血液の流れが促進され、代謝アップ効果が高まる。
また、白湯に生姜を加えることで、さらに新陳代謝が促進され、ダイエット効果も期待できる。
白湯の効果をさらに高めるための工夫と飲み方を紹介するコラム。白湯と生姜、そしてそのコラボレーションによるダイエット効果や健康促進効果についても紹介しています。
白湯ダイエットのやり方
具体的には、約150mlの白湯を5~10分かけて飲み、一日トータルで約700~800ml飲むという簡単なもの。
飲むタイミングは起床後がベスト。また食事の直前なども望ましい。
ただし、飲み続ける際は1日の摂取量を守るよう注意が必要。摂取量をオーバーしてしまうと、身体に必要な栄養素が排出されてしまう可能性が高い。
白湯の作り方
白湯を作るには、浄水器で濾過した水やミネラルウォーターが望ましいが、水道水でも十分。
温度は個人の体質に合わせると良い。体温が高めの人は40℃程度の温めの白湯を、冷えを感じやすい人は50~60℃程度と、やや熱めの白湯が良いとされる。
飲み方
白湯は、熱いお茶をすするように、ゆっくりと時間をかけて飲むのが良い。大量の水分を一気に摂取すると、胃腸を冷やし体へ負担をかける。そのため、ガブ飲みは避け、ゆっくりとすするような飲み方をお奨めする。
なお、ポットに保温されたままの白湯を飲んでも良いが、再沸騰は避ける。
白湯で代謝アップ&ダイエット効果が期待できる!?手軽にできる白湯ダイエットをわかりやすく紹介するページ。白湯ダイエットのメリット、デメリットも良く分かります!