ゴールデンキャンドル

ゴールデンキャンドルは、細長い茎にたくさんの黄色い花をつける熱帯植物。食物繊維やセンノシドが含まれているので、便秘改善の効果を謳ったサプリメントや健康茶に利用されている。ゴールデンキャンドル配合の健康食品はダイエッターから注目を集めているが、センノシドは下剤にも使われるほど効果が強力なので、「ダイエットのため」と目安量以上に飲んで下痢を起こさないよう注意。またゴールデンキャンドルの健康茶には美肌や血行促進の効果もあるので、化粧水や、入浴剤代わりにお風呂に入れる使い方もおすすめ。

南米などの熱帯地域に生えるマメ科の植物

ゴールデンキャンドルは、南アメリカやインドネシアなどの熱帯地域でみられるマメ科の植物。
キャンドルブッシュ、ゴールドブッシュ、ハネセンナ、タイトウヨウ、カッシア・アラタなど多くの別称がある。

ゴールデンキャンドルは、茎に縦一列に並ぶようにたくさんの黄色い花をつける。
花の色や、その細長い形状がキャンドルのようであることから、“ゴールデンキャンドル”の名がつけられたと言われている。

便秘に効く食物繊維やセンノシドが含まれる

ゴールデンキャンドルには、食物繊維や瀉下作用のあるセンノシドが含まれているため、便秘解消やデトックス効果を謳った健康食品に利用されている。有名な商品には、HRK社が販売するサプリメント『すらっと宣言』やフレージュ社が販売する健康茶『美爽煌茶』などが挙げられる。

センノシドは医薬品（下剤）にも使われるほど瀉下作用が強力な成分なので、摂りすぎには気を付けるべき。
人によっては効きすぎて下痢を起こしてしまうことがあるので、各商品の目安量を守ることが大切。目安量通りに飲んでも下痢を起こしてしまうようなデリケートな人は、量を減らすか、利用自体を諦めたほうがよい。

ゴールデンキャンドル茶は美肌にも効果的

ゴールデンキャンドルには、ミネラル類やビタミンCも豊富に含まれている。
これらは肌によい栄養成分なので、ゴールデンキャンドルの健康茶は飲むだけでなく、化粧水としてスキンケアに利用したり、入浴剤としてバスタブに入れたりする使い方も勧められている。

原産地のインドネシアにおいては、1300年以上も昔から、ゴールデンキャンドルの葉や抽出エキスを皮膚薬として使用している。ゴールデンキャンドルには抗菌作用があるため、虫刺され、白癬（たむし）、皮膚炎などのトラブルに効力を発揮すると言われている。