二重あご

二重あごとは、顎のラインの余分な脂肪や、水分の過剰摂取やリンパの流れが悪いことによるむくみ等で、本来の顔の骨格以上に顎のラインを覆う脂肪の割合が大きく、脂肪が食い込んで肥大して見える状態を表す。その割合が更に大きくなり、顎の脂肪の食い込みの本数が増えると、「三重あご」とも呼称される。

痩せている人も二重あごに

顎のライン以外の体全体に過剰に脂肪がついている肥満（肥満傾向）の人。その人たちだけが二重あごになるわけではない。

二重あごになる原因

1. ダイエット等で体重の急激な減少による皮膚のたるみ
2. むくみ（水分の過剰摂取やリンパ液の滞留など）
3. 筋肉の衰え
   • 顔全体の筋肉「表情筋」
   • 咀嚼筋の１つ「オトガイ舌骨筋」（下唇の真下（顎の前部）から顎の両先端に伸びている筋肉。「う」と口を尖らせて発声したときに縦皺が出来る箇所）
4. 骨格（下顎が通常の位置より後退している）

痩せている人が二重あごになる原因としては、「皮膚のたるみ」や表情筋など顔回りの「筋肉の衰え」、生まれつきの骨格「下顎の後退」が考えられる。

二重あごの解消法

減量

肥満（肥満傾向）の人は、脂肪を減らすための減量が必要になる。

リンパマッサージ

鎖骨リンパ節、耳下リンパ節を撫でるように優しくマッサージすることにより、むくみの原因である老廃物を排出し、二重あごの解消に効果的である。

顔のむくみに効くリンパマッサージ

https://slism.jp/featured/lymphatic_massage/lymph_face.html

むくみが原因で二重あごになってしまっている人におすすめな「リンパマッサージ」。イラスト付きでマッサージのやり方を紹介している。

表情筋を鍛える

顔の表情を左右する口、目、鼻、頬などの筋肉を鍛えることで、顔全体、顎、首にかけての“たるみ”を解消することが期待できる。
しっかりと食べ物を咀嚼することで、“オトガイ舌骨筋”を鍛え、弛みやすい顎の筋肉を支えることが出来る。

1分で小顔が作れるフェイスヨーガ

https://slism.jp/communication/column-0111.html

二重あごで悩んでる人、小顔になりたい人必見なフェイスヨーガのやり方。フェイスエクササイズとヨガを組み合わせたフェイスヨーガをイラスト付きで解説している。

手術は二種類

1. 下顎が後退している人は審美面以外に歯の噛み合わせなど健康面にまで影響が出てしまう。その場合は、口腔外科手術が必要になることもある。
2. 審美面を重視し脂肪吸引でつき過ぎた脂肪を除去する、美容整形手術を施す人もいる。

表情豊かに美しいラインを目指す

顎のラインが脂肪やむくみで膨張すると、もったりと老けた印象になるため、二重あごの解消に努める人は多い。
また、顔の筋肉は動かしていないと（無表情など）、どんどん衰えてしまうものである。

二重あごの解消の為に、普段は意識していない表情筋を鍛えることで表情も豊かになり、イキイキとした印象になる相乗効果も見込める。

栄養 AND カロリー