管理栄養士

管理栄養士とは、栄養士法で定められている国家資格の一つである。食材や食品の栄養バランスやカロリーを把握し、患者や児童たちの食事や栄養を管理している。
近年では脂質の多い食事が好まれ、メタボリックシンドローム
や肥満といった生活習慣病に罹患する年齢が低年齢化してきている。そのため、適切な食事管理をすることができる管理栄養士への期待が高まっている。

栄養と健康を管理する仕事

管理栄養士は、医療・福祉施設、企業、教育機関などで働くことができる。
企業では生活習慣病の予防を取り入れた食事管理や、各年代の教育機関で増えつつある肥満への対策など、従事する先で活動している人たちの健康を支えるために、食事管理や栄養指導を行っている。また、中にはスポーツ選手の栄養管理者として活躍する人もいる。

管理栄養士の資格取得方法

管理栄養士を取得するには、栄養士の資格を取得していることが必要となる。栄養士の知識に加え、さらに熟練した知識を学ぶためである。

管理栄養士を取得するための条件

• ２年制の栄養士養成学校にて栄養士を取得した場合は、政府（厚生労働省）で指定されている施設において3年以上の実務経験を積むこと、または3年以上勤める見込みがあること
• 栄養士養成学校（３年制）を卒業して栄養士を取得した後、厚生労働省指定の施設にて2年以上栄養指導などに勤め、実務経験があること、または2年以上勤務する見込みがること
• ４年制の栄養士養成学校にて栄養士を取得した後、政府に認可されている施設で1年以上栄養指導などに従事していること、または1年以上従事する見込みがあること
• 管理栄養士養成学校（４年制）を卒業し、栄養士を取得していること、または管理栄養士養成学校（４年制）にて栄養士の資格を取得見込みであること

管理栄養士と「ダイエット」

管理栄養士の中には、生活習慣病などの健康管理だけでなく、ダイエット指導や痩身方法の考案に取り組む人が多くなってきている。
油っこい食事を好む人が増えてきたことから食生活の栄養バランスが崩れ、ここ数年でダイエットなどの痩せ志向が高まってきている。そのため、食に関するプロフェッショナルの管理栄養士がダイエットへのアドバイスをしたり、痩身方法を考えるなど、管理栄養士ならではの取り組みが行われている。

管理栄養士という資格を活かし、キレイな体型作りを目指す指導が行えるため、フィットネスクラブなどへ就業できる可能性もある。痩せたい、キレイになりたいという女性が多いことから、これから需要が増えると期待されている資格である。

カロリーSlismでカロリーカウントする