• このエントリーをはてなブックマークに追加
ダイエットワード


鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血には、鉄・タンパク質・ビタミンCをセットで摂るのが効果的!

貧血のなかで一番多くみられる鉄欠乏性貧血は、鉄の欠乏を原因とする貧血。
鉄欠乏性貧血になると体が酸欠状態となり、息切れや眩暈などの症状が表れるようになる。
鉄は赤血球の代謝に使われるため1日で約1mgが失われ、月経がある女性では約2mgが失われると言われている。
鉄欠乏性貧血を防ぐには、鉄のほか、ヘモグロビン構成物質の1つタンパク質や、鉄の吸収を補助するビタミンCを合わせて意識的に摂るようにするとよい。

鉄欠乏性貧血は、いちばん多くみられる貧血のタイプ

鉄欠乏性貧血は、数種類ある貧血のうちの1つで、いちばん多くみられる貧血のタイプ。
“鉄欠乏”の名前が示す通り、鉄の欠乏を原因とする。

赤血球に含まれるヘモグロビンは、血液中にある酸素と結びついて、体のさまざまな組織に酸素を運び届ける役割を果たしている。しかしヘモグロビンの構成物質である鉄が不足すると、ヘモグロビン量も不足して機能低下が起こり、酸素運搬の役割を全うすることができなくなるので、体が酸素欠乏状態におちいってしまう。

これが鉄欠乏性貧血の引き起こされる仕組みであり、鉄欠乏性貧血になると、息切れやめまいといった症状が表れるようになる。

1日約1mg、女性は1.5~2mgの鉄が失われている

ヘモグロビンを含む赤血球は、およそ120日経つと破壊されるようプログラミングされている。
120日の寿命を迎えた赤血球が破壊されると、そのかわりに新たな赤血球が誕生する。
この代謝サイクルによって、血液中の赤血球は一定量を維持している。

赤血球の代謝には、鉄が使用(損失)される。数字で表すと、1日におよそ1mgの量の鉄が失われると言われている。
女性の場合は月経があるため、これにプラス0.5~1mg、合計では1日におよそ1.5~2mgの鉄が失われると言われている。

鉄、タンパク質、ビタミンCを意識的に摂り予防を

鉄欠乏性貧血にならないためには、赤血球の代謝で失われてゆく鉄を、毎日の食事できちんと補充しなければならない。ただし鉄の吸収率はわずか15%ほどなので、ヘモグロビンのもう1つの構成物質タンパク質や、鉄の吸収率を上げるビタミンCといった栄養素も一緒に摂ることが大切。

ちなみに以下のような食品に、鉄、タンパク質、ビタミンCが多く含まれている。

含有量 タンパク質 含有量 ビタミンC 含有量
豚レバー 13.0mg しらす
(半乾燥)
40.5g 赤ピーマン 170mg
鶏レバー 9.0mg いわし
(丸干し)
32.8g 黄ピーマン 150mg
パセリ 7.5mg イクラ 32.6g ゆずの皮 150mg
牛のセンマイ 6.8mg 筋子 30.5g パセリ 120mg
豆味噌 6.8mg 牛の腱 28.3g 芽キャベツ 110mg
卵黄 6.0mg たらこ(焼) 28.3g レモン 100mg
ホヤ貝 5.7mg あじ(焼) 27.5g レモン 87mg

※それぞれ100g当たりの含有量。

■鉄の1日の推奨量 ■タンパク質の1日の推奨量 ■ビタミンCの1日の目安量
成人男性…7.5mg 成人男性…60g 成人男性…100mg
月経のない女性…6.5mg 成人女性…50g 成人女性…100mg
月経のある女性…10.5mg    

鉄分やビタミンB12が多いおススメ料理『あさりの酒蒸し』

フライパンにあさりとお酒を入れて蒸して作る『あさりの酒蒸し』。鉄分の多い料理なので、鉄欠乏性貧血対策にぴったりです。また赤血球の材料になるビタミンB12もたっぷりなので、ぜひ貧血対策メニューに加えてください!

汗、食事ダイエット、月経・妊娠でも鉄は失われる

鉄は赤血球の代謝のほか、たくさん汗をかく、きつい食事ダイエット、月経・妊娠といったことでも失われる。
これをみると女性に当てはまるものが多いので、女性は特に鉄を意識的に摂取するようにしたい。

[
]

コメント

カロリーSlism「食べた物の栄養とカロリーが瞬時に分かるカロリー計算機」
イズミー
イズミーのこの記事まとめました

鉄欠乏性貧血は、鉄・タンパク質・鉄の吸収を助けるビタミンCを摂って防ぐ!

  • ヘモグロビンを構成する鉄分不足が原因

    ヘモグロビンを構成する鉄分不足が原因

    鉄欠乏性貧血は、ヘモグロビンを構成する鉄分不足を原因とする貧血。鉄欠乏性貧血になると、呼吸が苦しくなる・眩暈がするなどの症状が表れる。

  • 赤血球の代謝で1日約1mgが失われる

    赤血球の代謝で1日約1mgが失われる

    鉄は毎日行われる赤血球の代謝に利用されるため、1日で約1mgが失われると言われている。月経のある女性では、約2mgが失われると言われる。

  • 鉄・タンパク質・ビタミンCで予防対策

    鉄・タンパク質・ビタミンCで予防対策

    鉄、ヘモグロビン構成成分の1つタンパク質、鉄の吸収をサポートするビタミンCを多く含む食物を意識的に摂ると、鉄欠乏性貧血対策になる。

 
 
新着用語 分類から用語を検索 新着記事 調べられている用語ランキング