-
さまざまな医療を取り入れた健康法
ゾーンセラピーとは、3つの医術を融合させた健康方法である。老廃物を排出し、健康維持に役立つ。
-
3つの医術とは?
リフレクソロジー・中国式足つぼマッサージ・ホリスティック医学療法の良いところをとって合わせたのがゾーンセラピー。
-
ダイエット効果に期待
血行が促進されることで、下半身の痩身効果に期待できる。専門のサロンでは本格的なゾーンセラピーが受けられる。
3つの療法を組み合わせたツボ押し健康法。家庭ではめん棒(麺棒)を使おう!
ゾーンセラピーとは、ホリスティック医学療法・リフレクソロジー・中国式足つぼマッサージを融合させた健康療法である。
自然治癒力を向上させるための総合療法であり、身体的・心理的な状態は体の各部位(ゾーン)に現れるという考え方から、不調の現れた部位(ゾーン)を刺激して健康を保つ方法である。
ゾーンセラピーは、ヨーロッパなどで昔から行われている健康法である。
ゾーンセラピーを確立したのは、アメリカ人医師のウィリアム・フィッツジェラルド博士と言われている。指圧による身体への刺激が体に良い影響を与えることを発見し、身体を縦に10個のエネルギーゾーン(足裏は片方5個のゾーン)に分けた。この「エネルギーゾーン」の考え方が、後のリフレクソロジー(つぼマッサージ)の発展へと繋がることになる。
さらに、足裏に存在する各ツボは身体機能と繋がっており、手技を使って健康を維持する。
このように、ゾーンセラピーはホリスティック医学療法、リフレクソロジー、中国式足つぼマッサージの良い部分を融合させた健康法と言える。
リフレクソロジーは、足裏が表している体の各部位が反応する反射作用を利用した治療法である。反射療法や反射学とも呼ばれている。
上述したように、ゾーンセラピーで分けられたエネルギーゾーンと身体の関係が注目されたことで、リフレクソロジーの発展へと繋がった。
リフレクソロジーは、血流の改善やストレス軽減、体内に蓄積された老廃物の排出などの効果が期待できる。さらに、心身のバランスにも良く、エネルギーを高める作用もあるとされている。手技を行える人はリフレクソロジストと言い、実施するためのライセンスを取得している。
ホリスティックとは、包括的または全体的という意味を持つ医学療法である。
ホリスティック医療は、原因のはっきりしている患部を切除・摘出すれば終わりというものではない。患部が切除・摘出された場合においても、他の臓器とのバランスなどを考慮しながら、身体全体の根本的な部分から治療するという考え方である。
また、原因となった病気との闘病や治療だけでなく、病気や様々な要因とともに変化する人生を尊重しながらサポートするのがホリスティック医療とも言われている。
中国式足つぼマッサージは、足反射保健療法とも呼ばれる中国発祥の自然療法の一つである。
足部のあん摩(マッサージ)を行うことで健康状態を把握したり、病気にならないための予防にもなる。多くの場合は症状の緩和や補助療法に用いられ、他の治療法を並行して行うことで効果を高め合い、早期回復などを狙うことができるとされている。
ゾーンセラピーは内臓の調子を整え、体内に溜まった老廃物などを排出することができるとされており、ダイエットにも期待されている。足の裏は体全身を映した部位であるとして、血行促進などの効果により下半身への痩身効果やクビレに効果があると言われている。
また、ゾーンセラピーはサロンなどで手技を受けることができるが、めん棒(麺棒)を使えば自宅でも簡単に行うことが出来る。めん棒ゾーンダイエットは、ふくらはぎや太腿、下腹部など気になるところをマッサージし、デトックスを促進する。