ストレッチ

血液の流れを良好にし、ダイエット効果が期待できる！運動が苦手な女性にもおススメのエクササイズ。

ストレッチとは、筋肉をほど良く伸ばすことであり、筋肉の状態を良好にするための運動である。筋肉や関節が硬い人でも、ストレッチを繰り返すことで柔軟性アップが期待できる。

身体を伸ばし、本格的な運動を始める前の体操になるため、準備体操（ウォーミングアップ）や整理体操（クールダウン）に用いられることが多い。このように運動に欠かせないストレッチは、運動中のケガ予防やダイエット、身体の不調を改善するなど、様々な目的で行われている。

ストレッチの種類

ストレッチには、動的ストレッチと静的ストレッチの2種類がある。

動的ストレッチとは、筋肉の伸縮性を利用した運動である。反動をつけて筋肉を伸ばしたり、縮めたりする運動で、ダイナミックストレッチ、またはバリスティックストレッチとも呼ばれている。エアロビクスなどが動的ストレッチに含まれる。

静的ストレッチとは、からだ全体を使って筋肉を伸ばし、その状態を数秒キープする運動である。スタティックストレッチとも呼ばれる。ヨガやスロートレーニングなどが静的ストレッチである。

ストレッチの効果

ストレッチによる筋肉の柔軟性を高める動作には、ダイエット効果も期待されている。
ストレッチは柔軟体操と呼ばれているとおり、筋肉や関節の柔軟性をアップさせる効果がある。ストレッチの筋肉運動は血液の流れを良好にし、代謝アップが見込める。それによってエネルギーを消費しやすく、脂肪が付きにくいからだに変えていくことができるのである。

また、腹部の筋肉を意識して使うと腸の働きが活発になり、お通じの改善にも役立つ。

さらにリラクゼーション効果も期待でき、心拍数を減少させたり、副交感神経の働きを優位にさせるといった作用がある。

ストレッチを効果的に実践するポイント

ストレッチで筋肉を伸ばしたとき、ついつい呼吸まで止めてしまいがちになるが、止めてはいけない。
呼吸を止めながら筋肉を伸ばすと「血圧」が上昇してしまう。血圧を上昇させない為にも筋肉を伸ばしながら息を吐き、息を吐き切ったらしっかりと酸素を吸うようにする。

また、筋肉を伸ばすときはゆっくりとした動作で、約20秒以上かけて動かす。ゆっくりと伸ばしていき、痛みを感じない所で止める。痛みを感じてしまうと、身体機能の働きにより筋肉を硬直させてしまい、ストレッチの効果を阻害してしまうことになる。
ストレッチをする際は、気持ちよいと感じる所で止め、呼吸も忘れずに行うよう心がけると良い。