五訂食品成分表とは、文部科学省が調査・公表する食品成分に関するデータである。五訂食品成分表は、学校や病院などの給食管理、栄養指導、一般家庭の普段の生活などで利用されている。日本で常用されている食品の成分が詳しく示されており、食品ごとの標準的な成分の値がまとめられている。
穀類・いも及びデンプン類・砂糖及び甘味料・豆類・種実類・野菜類・果実類・きのこ類・藻類・魚介類・肉類・乳類・油脂類・菓子類・し好飲料類・調味料及び香辛料類・調理加工食品類の18品群に分類されており、1878種類もの食品を扱っている。
標準的な成分値が示されているが、季節による栄養価の変動や、調理による栄養価の変動もあるため、気をつける必要がある。また、果物の皮や肉の脂身部分などの使用によって、カロリーや栄養価が異なってくる。
ダイエット本や料理本などは、五訂食品成分表をもとに制作されていることが多い。
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