ピラティス・メソッドは、ヨガと太極拳の要素が入ったエクササイズ法。
体の奥にある筋肉のインナーマッスル強化を基本としている。
特にお腹まわりのインナーマッスルの強化が重要視されており、ここを強化すると体を支える軸の背骨が安定するので、姿勢が正しくなり内臓の機能も向上する。
またピラティスでインナーマッスルを強化すると、内臓脂肪の蓄積防止、基礎代謝アップ、ウエストのサイズダウンなど高いシェイプアップ効果も得ることができ、腰痛や肩こりといったトラブルも解消される。
ヨガと太極拳の要素が入ったエクササイズ法のこと
ピラティス・メソッドとは、ヨガと太極拳の要素が入ったエクササイズ法のことで、一般的には縮めてピラティスと呼ばれることが多い。
開発者は当時ドイツ軍看護士として業務従事していたジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス氏で、第一次世界大戦でケガを負った軍人のリハビリ用に行っていたのが起源とされている。
胸式呼吸や常に動作するところがヨガとは異なる
ピラティスにはヨガの要素が入っているが、ヨガとはいくつかの点でエクササイズ法が異なっている。
ヨガが鎮静を司る副交感神経の働きを活発にするため深い腹式呼吸を行うのに対し、ピラティスは活動を司る交感神経の働きを活発にするため胸式呼吸を行う。
またヨガがエクササイズ中に何度か静止ポーズをとるのに対して、ピラティスは常に体を動かしながらエクササイズを行う。
インナーマッスル強化で、姿勢や内臓の位置が正される
ピラティスのエクササイズは、体の深部にある筋肉のインナーマッスルを強化することを目的としている。
特に背骨のみを支柱としている部分、ちょうどコルセットを装着する辺りにある腹部のインナーマッスル強化が重要視されている。
ここを強化すると背骨の安定性が増し、姿勢や内臓の位置が正される、それにより動作が滑らかになり内臓機能が向上するといった効果を得られるようになる。
ピラティスは、シェイプアップ効果や健康効果も抜群
インナーマッスルを強化すると、下記のようなシェイプアップ効果や健康効果も得ることができる。
- ・内臓が正しい位置に戻り、余分な脂肪(内臓脂肪)がつきにくくなる
- 基礎代謝が向上するので、痩せやすい体になれる
- 姿勢が正され腹筋もつくので、ウエストが細くなる
- 背骨や骨盤のゆがみが矯正され、腰痛や肩こりが治る
さらに交感神経を活性化する呼吸法により、気持ちが前向きになりストレス解消の効果も得られると言われる。
インナーマッスルを鍛えてスリムを目指すピラティス。
エクササイズ方法はとっても簡単なので、お家のリラックスタイムほか会社のお昼休みでも手軽にできます。ピラティスは猫背やO脚の矯正効果もあるので、体脂肪ダウンだけでなく全身のバランスを整えたい人にもおすすめ!