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身体を温めると健康増進!
温熱性食品の作用によって体が温まると、代謝が促進されたり、健康に良い効果が得られる。
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冷えやすい人は積極的に摂取して
漢方医学では、体の冷えている人はダイエットに向かない体とされている。温熱性食品を積極的に摂取したい。
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身体を温める工夫も大事
下がった体温を高めるには、温熱性食品の摂取を習慣づけることも大事。ホットドリンクなどがおススメ。
体温は内側から高めることに意味があるらしい!
温熱性食品とは、身体を温める作用がある食品である。
食品は身体を温めるもの(温熱性)と冷やすもの(寒涼性)に大別され、またどちらでもないものは「平性」とされる。
寒暖の差が激しい日本は、季節や気候によってそれらの食品を選ぶ必要がある。
温熱性食品は、漢方医学において身体を温める効果のある食品を呼ぶ。昔から身体を温めるとされてきた食材には、昔ながらの経験と現代の科学的裏づけがある。
例えばカプサイシンや生姜は、これらの栄養素や食材には身体を温める作用があると報告されている。漢方において「陽」の性質を持つ食品は新陳代謝の促進や興奮作用があり、身体を温める効能があると言われている。
温熱性食品は、新陳代謝が低下していたり、冷え性などを持っている「陰」の性質の人に向いている。冷え症や低体温は脂肪の燃焼が行われにくく、ダイエットには向かない身体をつくってしまうことになる。すなわち、体温の低下は脂肪を蓄積しやすくなってしまうのである。
だが反対に、血色が良く、健康そうな人は陽の性質を持っているとされ、熱を冷ます寒涼性食品の摂取が好ましいと言われている。
内側から体温を高めるには、陰と陽の食材を使い分け、組み合わせて摂取することが大事である。
冬の寒い時期に地中で成長する野菜(特に根菜類)は、収穫期までに土壌の栄養をしっかりと吸収しているため、大地のミネラルが豊富に含まれている。
寒く暗い土の中で育つ根菜類は陽の性質を持ち、太陽の光をたくさん浴びて育った食材は陰の性質を持つとして漢方医学では認識されている。
穀類 | 米、餅など |
野菜類 | 南瓜、里芋、人参、レンコン、長芋、カブ、ゴボウ、生姜、ネギなど |
肉類 | 鶏、牛など |
魚介類 | エビ、イワシ、カツオ、ウナギ、サケなど |
調味料・香辛料 | 唐辛子、シナモン、味噌、胡椒、わさび、ニンニクなど |
食事をするという行為には身体を温める効果がある。摂取する食品をさらに心がければ、普段の食事から身体を温めることができる。
紅茶などの温かい飲み物を飲むように心がける。
紅茶などの茶葉は、発酵度が高くなるにつれて身体を温める作用が強まるため、日常で摂取するよう心がけると身体を温めることができる。さらに、おろし生姜やはちみつなどを加えると体温を高める効果がアップする。
体温には変動するリズムが刻まれており、夕方になるにつれ高くなり、睡眠から目が覚める朝方に低くなると言われている。朝食は低くなった体温を高めるために必要であり、さらに身体を温める作用のある食品を同時に摂取すれば、体温を効果的に高めることが出来る。