ジャイロキネシスは、元々はバレエの怪我のリハビリ目的で考案されたエクササイズ。ジャイロの意味どおり、全身で円を描くような回転動作を行うのが特徴。ジャイロキネシスのエクササイズは体に優しく、椅子に腰かけながらでも行えるので、高齢者や車椅子の人でも挑戦できる。エクササイズで得られる効果は、姿勢矯正、インナーマッスル強化、肩こり・腰痛の解消、ストレスダウンとたいへん多い。
元々は、怪我のリハビリのため考案されたエクササイズ
ジャイロキネシスは、元バレエダンサーのジュリオ・ホバス氏が考え出したエクササイズ。
元々は、ジュリオ氏が自分の怪我のリハビリ目的で考え出したものだったが、同じようにケガに悩むダンサーたちからも注目を集めるようになり、やがては有名なアスリートや歌手、ハリウッド女優の間でもブームになるほどの大人気エクササイズへと発展した。
ジャイロの意味通り、体をさまざまな方向に回転させる
ジャイロキネシスのジャイロという言葉には、螺旋や回転という意味がある。
その意味の通り、ジャイロキネシスのエクササイズは、全身で円を描くように、体をさまざまな方向に捻ったり回したりする動作を行うのが特徴。動作にはヨガの要素も入っているが、ヨガのように静止姿勢をとることはなく、常に体を動かしながら行うので、客観的にはダンスをしているかのようにも見える。
椅子に腰かけながらでもOK!幅広い層の人が挑戦できる
エクササイズ・プログラムのなかには、椅子に腰かけた状態で行うものも含まれている。
上半身を中心に体を動かす内容なので、足腰の弱い高齢者や車椅子の人でもチャレンジすることができる。
健康な人や運動に慣れている人だけに限定されず、幅広い層の人がチャレンジできるのも、ジャイロキネシスの大きな特長となっている。
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セレブにも大人気のハリウッドヨガ。難易度が低いわりに、大きな健康効果を得られるのが人気の秘密です。ジャイロキネシス同様、お年寄りや体に障害のある方でもチャレンジできるので、ぜひライフスタイルに取り入れて。
美しい姿勢、肩こり・腰痛の解消、ストレスの軽減etc.
ジャイロキネシスのエクササイズを行うと、体の重要な支柱である背骨が大きく動かされる。
それにより猫背や骨盤のズレなど体の歪みが正されて、内臓の働きも活発になる。ほかにもインナーマッスルの強化、体の柔軟性アップ、血流改善による肩こりや腰痛の解消、ストレスの軽減など、さまざまな健康効果を得ることができる。
ジャイロキネシスの動作は、元来備わっている体の動きに逆らわないものなので、苦痛を感じることはない。
体にかかる負担はごく小さいが、肉体面にも精神面にも多くのメリットをもたらすエクササイズなので、運動が得意でない人や、さらなる上達を目指すダンサー、ケガや故障を乗り越えたい人などに勧められている。
週3~4回が理想的。ただし“やりたくなった時に”がポイント
日本では東京、神奈川、大阪などにジャイロキネシスのスタジオがある。
通うのが難しい場合は、エクササイズ動画を収録したジュリオ氏監修のDVDを利用すれば、自宅にいながら自由なタイミングでエクササイズができる。DVDは、ビギナー向けのプログラムや短時間でできるショートプログラムなども収録されており、誰でも無理なくできる工夫が詰まった内容となっている。
考案者のジュリオ氏いわく、エクササイズは週3~4回のペースで行うのが理想的とのこと。
ただし義務感に捉われてやるのではなく、“やりたい”という欲求が自然に湧き起こった時に行うのがポイントなのだそう。