ボディブレードとは、90年代末に大流行した板状の筋トレ器具であり、場所を選ばない、軽量で扱いやすい、安価で手が出やすい等の利点がある。使い方は、中央のグリップを握って前後に振るだけと単純だが、効果的なトレーニングのためには、両端がテンポよくしなるよう意識して振る必要がある。主な効果は上半身の筋力アップだが、下半身やせや肩こり・首こり解消の効果も期待できるため、全身のシェイプアップに有効と言える。
ボディブレードは、上半身の筋肉強化のための筋トレ器具
ボディブレードとは、90年代末に大流行した、長さ120~140cmの板状の筋力トレーニング器具である。
場所を選ばずトレーニングを行える、軽量で扱いやすい、他の運動器具より安値で手が出やすい等の利点をもつことが、人気を博した理由と考えらえる。

カワセのエアロバー
画像出典: kawase01.com
さまざまな種類があるが、株式会社カワセが『エアロバー』の商品名で販売しているものが有名である。
ボディブレードの主な効果は、肩・二の腕・胸・お腹・背中など、上半身のシェイプアップや筋肉強化である。
しかしトレーニング時は上半身以外の部位にも力が入るため、太ももやヒップなど下半身やせや、なかには肩こり・首こり解消の効果を得られる人もいる。
以上からボディブレードは、全身のシェイプアップに有効なダイエットツールと評してよいだろう。
効果的に鍛えるためには、「リズミカル」に振る必要がある
ボディブレードの使い方は至って単純で、中央のグリップ部分を両手で握り、前後に振るだけである。
この動作を行うと、柔軟性のあるボディブレードの両端が、蝶が羽ばたくように前後にしなる。このしなりの際に発生する力が筋肉に負荷をかけ、筋肉を鍛えるのである。
ただし、ただ適当に振っても、効果的に筋肉を鍛えることはできない。
ボディブレードの両端が、一定のリズムを刻みながらしなるように意識して振るのが、理想的なトレーニング方法である。何度か練習して、力の入れ加減や速度など、自分にとっての最適な振り方をつかむことが大切である。
なお、ブレードを横に握って前方で振るのが基本のポジションだが、縦に握って頭上で振ったり、背中に腕を回して後方で振ったりする使い方もある。胸筋強化によるバストアップ効果を得たい人は胸の前で振る、背中のシェイプアップをはかりたい人は後方で振る、など、目的に合わせてポジションを選ぶといいだろう。
見た目に反して、ハードな筋力トレーニングができる
ボディブレードでの筋力トレーニングは、見た目に反してハードである。
筋力のない人や慣れていない初心者は、1~2分のトレーニングでかなりの筋肉疲労を感じたり、筋肉痛を起こしたりすることも多いようだ。
しかしそれだけ筋肉へのアプローチが大きいということであり、わずか数分のトレーニングで高い成果を期待できるのだとも言える。以下は、実際にボディブレードを利用した人の声の一例である。
- 短時間のトレーニングでたくさん汗をかける
- 二の腕が引き締まってきた
- 首まわりのコリが解消された
- 1日6分×2ヶ月でウエストが2.5㎝減った
- 同トレーニングで、太ももが1.5cm細くなった
※ボディブレードの筋力トレーニング時間の目安は、1日6分とされている。