お風呂が大好きな女性は多いですよね。なかでもデトックス効果のある半身浴は、冷え性改善にも良いと言われるダイエットです。キレイになれるお風呂でダイエットなら頑張れる女性も多いはず!その為には、まず半身浴の方法から知りませんか?
運動が苦手で、だけどダイエットを成功させたい人に試してみていただきたいのが半身浴!
スポーツのできる女性って憧れますけど、運動音痴の女性って結構多いんじゃないですかね? だからダイエットでも激しい運動を伴うものには手が出しづらくて、制限のキツイ食事ダイエットにしてみたり・・・。
人には向き不向きがあって、自分に似合うダイエット方法を見つけるまでが大変ですが、痩身法にある半身浴なら激しい運動も無理な食事制限もなく、自分の時間とペースで行えます。デットクス効果や冷え性改善にも良い半身浴で、ゆっくり体重を落としましょう。
半身浴は、ただ胸の下(みぞおち)くらいのお湯に浸かるだけではその効果を発揮しません。
確かに半身浴は胸下まで入って汗を流すのが基本ですが、それだけでは良い効果が得られるとは言えないのです。効果を得るには、お湯の温度に注目する必要があります。
中には熱いお湯で温まるのが習慣の人もいるかと思います。しかし、熱いお湯って実は湯冷めしやすいのをご存知でしたか?熱い温度のお湯に入った後は発汗がよく、汗ですぐ体温が奪われてしまい、湯冷めします。さらに脱衣所と浴室内の温度の差が激しい場合や42度以上の高温浴の場合、血圧が急激に上昇し、体に負荷をかけてしまいます。特にお湯の温度と体の温度の差が大きいと、心臓に負担がかかったり、血管が破損するなどの障害を引き起こす可能性があると思われます。高血圧を持っている人が熱いお湯に入るのもオススメできません。
42度以上の熱いお湯は、上記のような身体的負担になってしまうので、半身浴・全身浴では控えた方が良いかと思われます。半身浴にベストな温度は38~40度くらいの温(ぬる)いと感じるくらいで、20~30分程度の入浴です。湯冷めが心配される場合は、肩や首元にタオルをかけるようにして入浴すれば保温効果が得られるでしょう。
半身浴は消費カロリー自体が低いのに加え、汗をかきにくいなど個人の代謝も関係してきます。そのため消費カロリーは更に変動することになります。ご紹介した消費カロリーは目安ですので、数値の変化があることを覚えて置いていただければと思います。
今日は疲れて体が重いなぁと感じても、お風呂に入れば疲れなんか吹っ飛びますよね。それは血液の循環が関係していたり、していなかったり・・・。
立ちっぱなし、座りっぱなしなど浮腫みやすい姿勢を長時間続けていると血液が下肢に滞りやすくなってしまいます。特に、女性は男性と違い筋肉が少ないため、血液を心臓にまで送り返す力が弱いのです。そのため下肢の血液循環が悪くなり、老廃物や毒素を溜め込みやすく、冷えを呼び起こしてしまいます。
しかし、半身浴はじんわりと体の芯から温めることで、新陳代謝を活発にしてくれます。体が温まり、筋肉が解れると血液の循環もスムーズになると四肢の末梢にまで血液が行き届くようになり、しっかりと心臓にまで返ってくることができます。冷え性を持っている人でも、温(ぬる)いお湯にゆっくり浸かることで末梢の血液循環が良くなり、半身浴を繰り返すことで冷えが改善するとも言われています。
「なんかベタベタして気持ち悪い、いつもはベタつかないのに」と、いつもと違った汗を感じたことはありませんか?それは私たちの体にある2つの汗腺の違いによるものです。
体から流れる汗の中には老廃物を含む汗と、殆どが水から成る汗の2種類があります。老廃物を含むベタベタした汗はアポクリン線という汗腺から排出され、水から成る汗はエクリン腺から排出されるのですが、デットクス効果を得られるのはアポクリン腺です。
アポクリン腺は中性脂肪などの脂肪やタンパク質、アンモニアなどを含み、老廃物を体から排出しています。白く濁ったような汗や、入浴しているお湯が濁っていたらアポクリン腺から汗として老廃物が染み出したと考えて良いでしょう。また、脂質や毒素を含むアポクリン腺からの汗を多く排出することが出来れば、体臭予防や肌がツルツルになり美肌効果のアップも期待できます。
半身浴だけでは即効性はなく、大きな体重の減量などの効果は得られないと言われています。どうしても早く効果を得たい場合は、3食の栄養バランスを考え、カロリーを抑えるなどすると体重の変化も早く見られると思います。ただし、無理な食事制限やご飯抜き(プチ断食)などはしてはいけません!他にも有酸素運動など、自分のペースで出来るものと組み合わせてみてはいかがでしょうか?
半身浴でどうしても汗が出ないという人は、浴室内で音楽を流したり、アロマオイルをたいたりして、少し長めに入ってみてください。半身浴を続けるうちに汗が流れるようになると思われます。最近のバスグッズは種類が豊富で、選ぶのも楽しみの一つです。バスグッズの中でも、バスソルトを入れると発汗が促進されて、代謝がUPしたり、自分の入浴タイムも大いに楽しめますね。雑誌やケータイも女性の必須アイテムです。ただし、浴室を締め切ったままアロマオイルをたくと、室内の酸素が少なくなるので、少し換気をしながら行いましょう。
また、半身浴最中は体内から多量の水分が失われています。ベタベタした汗であれば脂質を含んだデトックスの汗ですが、多くはナトリウムやミネラルを含んだ水分からなる汗の方なので、入浴中でも水分補給が必要になります。