カプサイシンが多い唐辛子
唐辛子が辛いのはカプサイシンが多量に入っているから
カプサイシンとは、唐辛子の辛味の成分である。
催涙スプレーに利用され、涙や咳が止まらなくしたり、皮膚をヒリヒリさせている成分もカプサイシン。
カプサイシンの効果
カプサイシンにはアドレナリン分泌を促進する働きがあり、毛細血管の血行が良くなり発汗作用や脂肪分解効果が得られる。
ダイエットに多く活用されているカプサイシンだが、脂肪分解を促す効果はあっても、脂肪を燃焼する効果はない。
そのためカプサイシンをダイエットに活用する場合には、運動と組み合わせることが必須となる。
減塩、高血圧の予防
カプサイシンの辛味を利用することで料理に使う塩分を少なくしても、シッカリとした味付けをすることができるため、減塩効果が期待できる。
血行が良くなり、心臓の働きを活発にする作用もあり、減塩しつつ血圧を上げないことから生活習慣病予防に効果的と考えられる。
殺菌効果による胃の保護
抗菌・殺菌作用が強く、唐辛子を頻繁に食べる人は、あまり食べない人に比べ胃潰瘍になりにくいとされている。
これはカプサイシンがカプサイシン感受性神経に作用し胃粘膜の血流が増えることで、胃が保護されるからと考えられている。
また、免疫力向上、痛み止め、癌の抑制効果などについても研究されている。
カプサイシンに関連のある病気
いくら殺菌作用があるからと言っても、大量に摂取しすぎると、逆に胃腸炎や食道炎を発症する可能性が高くなり、腎臓や肝臓にまで害が及ぶ場合もある。
また、癌細胞発生の要因になりえるという研究結果もあり、特に胃癌との関連性についても現在も研究が続けられている。
カプサイシンの1日の摂取量目安
トウガラシ8gで胃酸の分泌量が増える、30g~80gを長期摂取した人の方が10g摂取の人より発がんリスクが1.71倍という結果はあるが、明確な目安量、上限量は確認できていない。
逆に0.1gで胃酸の分泌が抑えられたという結果もあるので、少量摂取を心がけるようにするといい。
乾燥唐辛子1本が約2g、カプサイシンは唐辛子1g中に3mg程度とされている。
カプサイシンに関連のあるページ
代謝、血行を良くすると肌の老化を防げる
セルライトは肥満だけが原因じゃなく血行不良や冷え性、基礎代謝の低下などの要因からできやすいため、予防するにはカプサイシンが最適。
https://slism.jp/featured/f11-supplement.html
治りにくいセルライトの予防としてサプリメントを取り入れる方法。
カプサイシンで脂肪の燃焼を早める
カプサイシンにより分泌量が増えたアドレナリンには、リパーゼ(脂肪分解酵素)を活性化する作用があるので、運動前に摂取することで、脂肪が燃焼し始める時間を早めることができ、効率的に運動効果を得ることができる。
https://slism.jp/communication/clm-shibonesho-hoho.html
有酸素運動による脂肪燃焼のプロセス、効率的な脂肪燃焼法が分かる。
ダイエットに役立つ食べ物
カプサイシンが沢山入ってる唐辛子以外にも脂肪燃焼効果がある食材には、牛肉、レバー、ゴーヤ、しょうが、えのき茸、コーヒーなどがある。
これらの食材を意識して使うようにすることで、栄養をシッカリ取りながらダイエットを意識した食事をすることができる。
https://slism.jp/communication/shokuzai-7.html
ダイエット効果のある食材を紹介。何が効くのか、どんな効果があるのか分かりやすい。