低脂肪乳(低脂肪牛乳)とは、生乳の乳脂肪分の一部を取り除いて0.5%以上1.5%未満にしたものである。ちなみに、普通の牛乳(成分無調整牛乳)は生乳を加熱殺菌しただけのものであり、乳脂肪分は3%以上、無脂肪牛乳は乳脂肪分が0.5%未満である。低脂肪牛乳は、普通の牛乳に比べて脂肪分が半分以下で低カロリーであるが、含まれているカルシウムやたんぱく質、ほとんどのビタミンの含有量は普通の牛乳と同等である。
牛乳に含まれているカルシウムには、脂肪の合成を抑えて、脂肪の分解を促進する効果があると考えられている。ダイエットには脂肪分の少ない低脂肪乳が多く活用されていが、低脂肪乳はコップ1杯(200ml)あたり92kcalであるため、飲みすぎには注意が必要である。腹持ちが良いため、食事の前に摂取することで食べ過ぎを防ぐ効果も期待できる。
No.312