腸内洗浄とは、排便が困難になった場合や出産などで排便を促進しなければならない場合に行なわれる医療行為であり、軽度の便秘で行うものではない。
腸内洗浄で一般的に行われている方法は、カフェインなどの物質を肛門から注入する方法である。自宅で行える腸内洗浄キットも販売されているが、自己責任のうえで行うものであり、腸の粘膜の損傷や自力排便の困難など多くのリスクを伴う。
便秘解消のために、腸内洗浄を常用してしまうと、腸が強い刺激に慣れて動きが鈍くなり、便秘をさらに悪化させてしまう。
腸内洗浄で宿便を解消すると、ミネラルやビタミンの吸収が高まる・老廃物が排出されるなどの効果があるとして、ダイエットや美容のために腸内洗浄を行う人が少なくない。しかし、多くのリスクを伴うため、注意が必要とされている。
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