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スリムだから胃下垂になる
胃下垂は太らないのイメージが強いが、正しくは「スリムだから胃下垂になりやすい」のである。
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胃下垂発症の原因
腹筋が弱く脂肪が少ないスリムな体型。これに暴飲暴食や、過労、精神的ストレスなどが加わると、胃に食べ物が蓄積されて胃下垂発症の原因になる。
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健康面・美容面に悪影響が及ぶ
胃下垂になると消化力が落ち、体に必要な栄養素の吸収も十分でなくなるため、健康面・美容面に悪影響が及び、胃炎や胃潰瘍にかかることも!
胃下垂は太らない、は間違い!原因/症状/治療など正しい知識
胃下垂とは、胃の下部が、正常よりも下の位置に垂れ下がっている状態のことを言う。
重症な胃下垂になると、おへそや骨盤の辺りまで、胃が下がってしまうこともある。
胃下垂の人はスリムな体型をしていることが多いため、ダイエットにつながると思っている人も多いが、健康面・美容面に悪影響を及ぼすので、重症の場合は治療が望ましい。
胃下垂になりやすい人の身体的特徴は、「胃を支える腹筋や脂肪の少ない、スリムな体型の人」。
これに暴飲暴食、過労、精神的ストレスといった悪要素が加わり、胃の中に消化しきれない食べ物が蓄積される(消化不良)ことで、胃下垂の発症にいたる場合が多い。
「胃下垂の人は太らない」というイメージが浸透しているが、「胃下垂だから太らない」のではない。
「腹筋や脂肪の少ないスリム体型という身体的特徴が、胃下垂を招きやすい」というのが、正しい解釈である。
胃下垂の人は、胃のぜん動運動が少ないため、食べ物を消化する力が弱い。
重症の胃下垂(胃アトニー)になると、正常な胃の1/3ほどしか食べ物を消化できなくなることもあり、体にとって必要な栄養素の吸収もままならなくなる。
食べ物を消化する力や栄養を吸収する力が弱いと、健康上のトラブルだけでなく美容上のトラブルも起こりやすくなるので、重症の胃下垂の場合は、治療による改善が望ましい。
胃下垂の原因や症状など、胃下垂の特徴が詳しく書いてあるページです。胃下垂になることで起こり得る、健康上・美容上の具体的なトラブルについても記載されており、ダイエッターは必見。
「胃下垂の人は太らない」のではなく、痩せているから胃下垂を招きやすいのです。胃下垂について正しく理解することができるページ。
自覚症状のない軽い胃下垂であれば、急いで病院で治療を受ける必要はない。
食生活の見直し・適度な運動・精神的ストレスの解消などで、改善が期待できる。
しかし食事の後に強い胃もたれ・吐き気・胸やけなどの症状があったり、お通じの悪さ(便秘)に悩んだりするようであれば、重症の可能性が高いので、早目に病院へ行き検査や治療を受けるべきである。
胃下垂が重症化すると、辛い症状が表れるだけでなく、胃炎や胃潰瘍などの病気を引き起こすこともあるため、注意が必要である。