糖質代謝とは、糖質をブドウ糖に分解したり、エネルギーとして利用しやすいグリコーゲンに変えて、エネルギーとして利用し、すぐに利用しないエネルギーや余分なエネルギーを蓄積する働きのことである。
食事で摂取した糖質は、胃や腸でブドウ糖に分解され、小腸で吸収されて血液内に入る。その後、肝臓に送られてグリコーゲンに変えられたり、筋肉や細胞のエネルギーとなる。
グリコーゲンは筋肉や肝臓で貯蓄用のエネルギーとして蓄えられるが、蓄えられる限度量を超えると、脂肪として蓄積するようになる。
糖代謝が正常に行われなくなり、血液中のブドウ糖の量(血糖値)が高くなるのが糖尿病である。糖尿病の糖代謝のシステムに異常が生じるのは、すい臓で分泌されるインスリンの分泌に異常が生じるためである。
No.326