グリシニンとは、大豆たんぱくの成分であり、大豆たんぱくの約5割を占めるとされている。グリシニンはカロリーが低く、コレステロールをあまり含まないことから、ダイエット中のたんぱく質摂取に活用されている。グリシニンを多く含む食品には、大豆や、豆腐・納豆・豆乳などの大豆製品がある。
グリニシンは、必須アミノ酸のリジンやトリプトファン、非必須アミノ酸のグルタミン酸やアスパラギン酸などを多く含み、良質なたんぱく質とされている。
また、グリニシンには、コレステロールを排出する働きや、中性脂肪の上昇を防ぐ働きがあり、血液をサラサラにする効果が期待できる。さらに、血液中のインスリンの濃度を低下させて、ホルモンバランスを整える働きがあるとされている。
グリシニンは食事でも摂取できるが、サプリメントも多く販売され、生活習慣病の予防・改善やダイエットに多く活用されている。
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